エネルギーハーベスティングWG

委員会活動 技術本部 IoT技術高度化委員会

エネルギーハーベスティングワーキンググループ

[WG 主査]

冨岡 理

ユークエスト株式会社

 H29年度から継続してハーベスタの技術面(シーズ)とニーズからデモを構築して実用性を確かめる両面からさらに研究を進める。
 シーズ面においては、それぞれのシーンに対して最適なハーベスタを蓄電デバイスとの組み合わせやコスト面から整理した一覧表を作成する。
 ニーズ面においては、H29年度から継続して振動ハーベスタを用いた通信モジュールの電池高寿命化の実験としてのデモと、トイレドアセンサーの電池レス化を実現するハーベスタ探索のためのデモを作成する。

1.活動概要(2020年度の事業方針)

(1)シーズの調査として、複数の発電モジュールの発電量を標準的に評価する仕組みを作り、ユースケースを想定したリストを作成する。
(2)ハーベスタ技術の収集のため、ハーベスタメーカーや識者を招聘する。
(3)「エネハベ相談所」を開設し、展示会や講演などの場でニーズを収集する。ニーズ側企業からのWG参加を促す。
(4)非競争領域(What)と競争領域(How)を明確にし、WG参加企業が会社に成果をもたらせるようにする。
(5)これまでは各ハーベスタをデモ展示していたが、WGの活動がわかるようなデモを開発する。

2.達成目標(完了条件)

【シーズの調査】測定手法を確立したうえで、ハーベスタ/ユースケースの一覧表を作成する。
【ニーズの調査】ユーザー側企業のWGへの参加、または、競争領域におけるWGメンバー会社としてのビジネス化。

3.1年目の目標

測定手法の確立と「エネハベ相談所」の認知向上(展示会/講演をそれぞれ3回)。

4.各事業計画

【事業№1】委員会開催
WG運営方針の逐次確認と遂行
1回/月ペースで2時間程度の会議とする。

【事業№2】シーズ調査(講演)
講師を招聘して技術講演
ハーベスタメーカーをはじめとするエネルギーハーベスティング関連企業から話を聞き、シーズ面からの調査の一環とする。WG会議の場を利用する。

【事業№3】シーズ調査(計測)
ハーベスタの発電量やIoTモジュールの消費電力量を実際に測定することで、技術的な特徴と、それぞれで相性の良いユースケースを洗い出す。
測定ツールと測定方法を標準化し、入手可能なハーベスタやIoTモジュールを購入して計測する。

【事業№4】ニーズ収集
「エネハベ相談所」を立ち上げてエネルギーハーベスティングを活用したい企業の話を聞き、WG参加各社のビジネスにつなげる
ETWest/ET/ET名古屋などET関連展示会のほか、関連団体などからの声掛けに積極的に応えて、セミナー発表を行うとともに「エネハベ相談所」と銘打ったブース出展をする

【事業№5】デモ開発
展示会ブース出展用デモの作成
ハーベスタのデモではなく、WGの活動が分かるようなデモセットを作成する。


各種資料

エネルギーハーベスティングWGの目的・活動概要

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