* 「受験者統計」は、2020年度〜2023年度はコロナ禍における受験時期にあたり標準的な統計の取得が困難なため、掲示していません。
受験対象者:
ETEC組込みソフトウェア技術者試験クラス2で「500点」以上のスコアを取得された方が受験対象になります。
* ETECクラス2でスコア500点以上の受験記録が無い方は受験予約ができません。
評価レベル:
“中級技術者”として、以下の能力を評価します。
* 共通キャリアフレームワークレベル3~4、ETSSレベル3相当
* ETECはiCD(iコンピテンシディクショナリ)のタスク・スキルディクショナリに準じています。
クラス2同様に合否判定ではありません。理解度、活用運用能力を分野ごとに客観評価する試験です。
下記の各出題分野の正答率から、一定以上の能力があると判断された場合に、次の3つのグレードで評価いたします。
“自立的に”プロジェクトを総括・遂行できる能力が認められる。
組織内での組込みソフトウェア開発の指導的推進者
上位者の支援の下、プロジェクトを管理・遂行できる能力が認められる。
組織内での組込みソフトウェア開発の実践指導の中心
上位者の支援の下、プロジェクトを管理・遂行する”潜在能力”が認められる。
現場部門における組込みソフトウェア開発の専門家
* 総スコアでの評価はありません。各グレードは出題分野ごとの正答率のバランスで評価しています。
* 評価されたグレードのロゴを名刺や署名にご利用いただけます。
* 上記のグレードに満たない場合は、次回受験用に50%優待するバウチャー(受験チケット)を後日発行いたします。
「1.分析」x 15問、「2.理解・表現」x 15問、「3.知識」x 60問
「1.分析」と「2.理解・表現」は各能力を問う問題です。開発環境(ケース)を提示した上で、各ケースに対して明確に「1.分析」と「2.理解・表現」を分けずに数問ずつ出題します。
カテゴリー | プロパティ | 概要 |
---|---|---|
1. 分析力 | 仕様・設計の分析に関する問題 | – 要求定義 与えられた仕様をに対して必要な機能、非機能、制約条件をリストアップする問題 – 構造設計 与えられた仕様から機能・非機能を実現するためのシステム構造を考える問題 – 制約・非機能要件設計 与えられた仕様から関連する技術要素を見抜く問題 – システム検証 与えられた仕様からシステム検証条件をリストアップする問題 |
2. 理解・表現 | 仕様・設計並びに管理の表現、理解に関する問題 | – 要求定義 与えられた仕様、設計の意図を理解する問題 – システム方式設計 与えられた仕様、設計の誤りを指摘する問題 与えられた情報から仕様・設計情報を完成させる問題 与えられた設計・実装の実行時の危険性、誤りを指摘する問題 – 設計検証 与えられた情報から検証情報を完成する問題 – プロジェクトマネジメント 開発計画の立案および妥当性を確認する問題 |
3. 知識 | 上記の知識を問う問題 | – システム要求分析 要求の獲得と調整、システム分析と要求定義、システム分析と要求定義のビュー、管理(横断技術) – システム方式設計 ハードウェアとソフトウェア間の機能および性能分担の決定、実現可能性の検証とデザインレビュー – ソフトウェア要求分析 ソフトウェア要求事項の定義、ソフトウェア要求事項の評価・レビュー – ソフトウェア方式設計 ソフトウェア構造の決定、ソフトウェア構造のデザインレビュー – システム結合 テスト項目抽出とテスト手順の決定およびレビュー、システム結合テストの実施 – システム適格性確認テスト システム適格性確認テストの準備とレビュー、システム適格性確認テストの実施 – プロジェクトマネジメント 品質マネジメント(Q)、コストマネジメント(C)、タイムマネジメント(D)、リスクマネジメント – ビジネススキル 知財、標準化、製品戦略、マーケティング基礎 |
「1.分析」「2.理解・表現」は、プロジェクト経験値が問われる問題であり、特定の書籍を選定しておりません。
「3. 知識」の学習については、以下の書籍を推薦いたします。
『エンベデッドシステム開発のための組込みソフト技術』 電波新聞社 発行 |
近年注目されている安全安心技術
「組込み系技術者のための安全設計入門」
電波新聞社 発行
組込みソフトウェアエンジニアリング全般 IPA情報処理推進機構編 「ESPR組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド」 「ESMR組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド」 等、一連の SEC BOOKS |
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