登場人物 |
斉藤雅夫(男:42歳) 斉藤芳子(女:35歳) 斉藤明俊(男:7歳) |
|
---|---|---|
家族構成 | 夫婦子1人の核家族 | |
居住地域 | 埼玉県さいたま市 | |
住 居 | 一戸建て | |
ペルソナ/ シナリオ |
斉藤芳子(35歳)は建設会社で経理を担当している。電車で片道10分ほどの通勤。勤務時間は10:00-17:00で残業はほとんどない。夫の雅夫(42歳)は自宅から車で20分の会社に通勤している。出版業は何かと締切日に追われ日々忙しく、残業になることも多い。 雅夫の収入だけでも家計は支えられるが、一人息子の教育費や近所に住む祖父・祖母の介護の事を考えると、今は世間並みに夫婦共働きで頑張ろうと思っている。 一人息子の明俊(7歳)は小学2年生。15:00すぎには学校が終わり帰って来てしまうが、芳子は自分が帰宅するまでの時間、明俊が一人できちんと留守番が出来るようになって欲しいと思い、「孫の面倒を見るのもこの歳ではしんどい」と本音を漏らした近所に住む祖父・祖母に預ける回数を少なくし、この秋から、少しずつ一人の留守番に慣れさせようとしている。 一応、留守番のしつけや約束事をしているが、何しろ祖父・祖母が音をあげたやんちゃな男の子なので、留守中にきちんと戸締りしているか、火で遊ぶことはないか、電話やインターフォンに出たりしないか、2階のベランダで遊ばないか等々、危険に晒されていないか、事故が起きないか、いろいろと心配事は尽きない。なので、会社帰りに毎日の夕食の献立をゆっくりと考えながら買い物している暇はなく、食材や日用生活用品は足りないモノリストを作って休日にまとめ買いしている。子を持つワーキングマザーは何かと忙しく、自分のための時間がなかなか確保できない。子供を中心に、自分を犠牲にしつつ、日々の生活の時間のやり繰りと、処理しなければならない家事の優先順位づけに毎日が追われている。 一方、残業で毎晩遅い雅夫、平日は明俊の寝顔しか見ることができない。そんな毎日がなんとなく寂しい感じもするが、残業続きで疲れている時に、芳子が明俊の今日一日の様子をのべつ幕なしに喋るのを聴くのが辛い時もある。休日の買い物のまとめ買いに付き合うのもあまり気が進まず、家族3人で、限られた時間の中、密なコミュニケーションが取れないものか、もっと有意義な休日が過ごせないかと、いつも考えてしまう。 |