LabVIEWは、設計/試作/実装/テストシステムの開発に最適な、業界でも屈指のシステム開発ソフトウェアです。これまで25年以上、LabVIEWのブロックダイヤグラムによるプログラミング手法は、エンジニアや研究者に支持されてきました。LabVIEWのグラフィカルなデータフロー記述は、アプリケーションのデータ信号の流れを自然に表現することができ、ユーザインタフェース上のオブジェクトとプログラミング内のデータをシームレスに接続することで、データを簡単に表示・修正し、プログラムの入力値を制御することができます。
NIのプラットフォームベースアプローチを活用した工学/科学アプリケーションは、アイデアの発想から製品の商品化まで、様々な産業において成功を実現してきました。そのアプローチの中心となるのがLabVIEWです。LabVIEWとは、エンジニアや研究者の生産性向上に特化した開発環境です。システムの視覚化、構築、コード化を簡素化するグラフィカルプログラミング構文を用いたLabVIEWは、アイデアを現実に移行し、テストにかかる時間を短縮し、収集データに基づいたビジネス判断を可能にするなど、他に例を見ない優れた機能を備えています。スマートマシンの作製から接続された装置の品質の確保まで、モノのインターネット（IoT）の世界を実現するための開発、実装、テストに多くの人がLabVIEWを採用しています。
市場では技術が日々進化を遂げ、要件の複雑化も進み、製品のより迅速な市場投入を求める声が高まりを見せる中、時間とコスト削減も同様に求められています。「LabVIEW 2015」では、このようなニーズに対応すべく、処理速度の高速化、開発作業の簡素化が図られていると同時に、デバッグ用ツールが拡充されています。
産業分野向けIoT（IIoT）の実現にはオープンでフレキシブルな開発プラットフォームが必要とされています。
堅牢な産業アプリケーションを構築するための「高性能CompactRIOコントローラ（High-performance CompactRIO Controller）」は、Intel社やXilinx社の最新組込技術を採用したことで、Industrial Internet of Things（IIoT）で必要とされるリアルタイム性を実現しています。これは、システム/マシンを開発する際に直面する、制御/監視に関する難易度の高い課題を解決する上で大きな助けとなります。また、同製品は、NIが提供する「LabVIEW」、「LabVIEW FPGAモジュール」の各ソフトウェアを完全にサポートしているほか、安全性が強化されたLinuxをベースとする「NI Linux Real-Time（注1）」にも対応することで、IIoTで必要となる高度な安全機能も実現しています。
DIAdemは、計測データやシミュレーションで生成されたデータを、すばやく簡単に検索、ロード、視覚化、解析、レポート生成できるソフトウェアツールです。情報に基づく判断を行うため、複数のカスタム形式の分散された大量のデータにすばやくアクセスして処理し、レポートを生成することが求められる最新のテスト環境のニーズにも対応できるよう設計されています。
大量のデータを意味のある情報にするには、「ビッグデータ」を管理・解析・表示できる、データ管理ソリューションが重要となります。64ビット用のソフトウェア「DIAdem 2015」は、既存のモデルよりも多くのデータの取り込み、解析が可能となっています。DIAdemのアドオンツールである「Data Server Federation Edition 2015」は、多段階でデータの照会が行え、グローバルに配備されているサーバからも、数秒で必要なデータを見つけ出し、解析することが可能です。
異音・騒音・防音対策を行うためには、発生場所の特定が必須です。音の発生場所を可視化・見える化し、音の発生場所を特定できることで今までとは違った角度からの検討・対策が可能となります。
本製品は、25fpsの高速処理を実現したことにより、今まで不可能であった突発音、移動、変化する音の可視化を可能にします。更に最小1cm分解能を実現した高分解能版、車内騒音等持ち運びを可能にしたハンディタイプ等、用途に応じた幅広いラインナップをご用意しています。
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