[CPU/MCU][言語系(C/C++、Java、mruby、HTML/XML、UML、SysML、コンパイラ/アセンブラ等)][大学/研究機関]
早稲田大学グリーンコンピューティング研究開発センタでは
低消費電力高性能なグリーンマルチコアコンピューティングシステムの
ハードウェア、ソフトウェア、応用の研究開発・実用化を産官学連携で行っております。
当研究室で研究開発しております、OSCAR自動並列化コンパイラは
科学技術計算、医療画像処理、災害シミュレーション、自動車エンジン制御、スマートフォン、無線基地局等に使用する
マルチコアプロセッサ用のプログラムの並列化及び低消費電力化に世界で唯一成功しております。
自動並列化では
Intel, ARM, IBM, AMD, Qualcomm, Freescale, ルネサス, 富士通等種々のマルチコア用の並列プログラムの自動作成が可能となり
性能的には重粒子線ガン治療計算で64コアで55倍
地震波伝搬シミュレーションで128コアで110倍
自動車エンジン制御計算で2コアで1.95倍
カプセル内視鏡用画像圧縮処理で64コアで55倍等の性能を得ております。
コンパイラ実用化のためのオスカーテクノロジー社を設立し
自動車用製品版コンパイラ OSCARTech Compiler Ver.1.0 が本年出荷致しました。
現在は、自動走行・医療画像・災害時避難指示を目指したアクセラレータ付きマルチコアも笠原・木村研とともに検討中です。
電力削減では、世界で初めてリアルタイムアプリケーション並列動作中の電力削減に成功し
ルネサス,ARM,Intel Haswell上で、電力を 3コアで1コアと比べ、1/2から1/3に削減が可能になりました。