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自動運転システムによるいわゆるコネクティッド・カーの研究開発が重要になっています。しかし、CAN のような車載ネットワークに対する攻撃事例も研究者により報告されています。
自動車業界のパートナーシップである AUTOSAR では、セキュアな CAN 通信を実現するために MAC (メッセージ認証コード) の採用が提案されています。
このとき、ECU には対称暗号回路と安全な鍵ストレージを含むハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)が必要です。私たちは、耐タンパー性を有する暗号回路と PUF (物理的複製不可能関数) を安全な鍵ストレージとして提供する HSM を開発しました。
今回の展示では、我々の HSM の耐タンパー性を実証します。HSM のない従来のマイクロコントローラを安全な CAN 通信に使用する場合、暗号鍵はサイドチャネル攻撃(SCA)によって容易に明らかにされます。 それに対して我々の HSM モジュールは、対象暗号として HMDR-ROM AES-128回路を使用しているため SCA に対して耐性があります。