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出展の見どころ

　北陸先端科学技術大学院大学は、大学院課程（博士前期課程・後期課程）のみを持つ大学として設置され、知識科学、情報科学、材料科学（マテリアルサイエンス）に関する教育・研究に取り組んでいます。この展示では、特に情報科学系にて取り組む「高信頼ＩｏＴ技術者育成プログラム」と「組込みソフトウエア検証に関する研究」について展示・紹介致します。
　「高信頼ＩｏＴ技術者育成プログラム」は、ＩｏＴシステムを構成する末端デバイスからクラウドサービスまでを構想・企画し、設計・実装できる人材の育成を目指す目的指向型の学修プログラムです。基礎理論から応用技術までの講義科目、企業講師による実践科目、実開発を題材としたＰＢＬ科目を整備・提供すると共に、金沢工業大学と連携し、(一社)組込みシステム技術協会（ＪＡＳＡ）のご協力を得ながら、組込み・ＩｏＴ技術者が備えるべき技術力・人間力評価のための評価項目、評価指標を整備し、組織的なＩｏＴ技術者育成を行っています。ブース展示では、こうした本学での教育面での取組を紹介します。
また、本学での組込みソフトウエアに関する研究事例として、青木利晃教授が取り組む形式手法の実践手法に関する成果の展示も行います。形式手法は、機能安全規格などで推奨されており、実践できれば高い効果が期待できます。一方、形式手法を実践するには様々な工夫が必要となるため、敷居が高いと言われています。そこで、青木教授は、車載システム開発を中心に共同研究を実施し、形式手法の実践に成功してきました。本展示では、その成果の概要を紹介し、併せて、青木教授が最近取り組んでいるMATLAB/Simulinkモデルの検証ツールについてデモを実施します。