出展のお問い合わせ
視聴登録・ログイン

ETロボコン2025 チャンピオンシップ大会

EdgeTech+ 2025にて、リアル開催!

全国各地の精鋭チームが集結! 最先端テクノロジーを学べる 教育型のロボットコンテスト

大会概要

会期

2025年 11月20日(木)、21日(金)

※19日(水)にテスト走行を実施します

場所

パシフィコ横浜 アネックスホール 203~206(EdgeTech+ 2025)

出場チーム

地区大会からの選抜チーム(プライマリークラス、アドバンストクラス)

組込み技術者が日本一を目指して「ソフトウェア技術」を競う

ETロボコンは2002年から始まり、今年で24回目の開催となります。

5年後、10年後に世界をリードするエンジニアの育成を目指し、高校生から社会人までの幅広い層を対象に、分析・設計モデリング開発にチャレンジする機会を提供しています。

「ソフトウェア重視の教育コンテスト」である点が特徴で、共通の走行体によるコース走行のタイム成績に加え、高品質な組込み開発に欠かせないモデリングも評価対象となります。

プログラミングやモデリング(設計技法)を学ぶにあたり、初めて学ぶ方を対象としたエントリークラスの「シミュレータ競技会」、基礎・基本を学ぶプライマリークラス、先端技術を学ぶアドバンストクラスは、全国の会場で地区大会を開催し、優秀なチームが、このパシフィコ横浜で集結し、日本一の「ソフトウエアエンジニア」を目指して熱い戦いが繰り広げられます。手に汗握るロボットの熱戦を、ぜひご覧ください!

一般の方の参加も歓迎!モデリング技術を磨くワークショップ

11月21日(金)は、各ワークショップを実施。

第一線で活躍するエンジニアによるETロボコンの各講師が、モデリング(設計技法)の課題や改善ポイントを解説するワークショップを開催します。

一般の方も参加できますので、ソフトウエアの技術に関心がある方、技術を磨きたい方は、ぜひご参加ください!

スケジュール

11月19日(水) テスト走行スケジュール(予定)

プログラム 開始時刻〜終了時刻
テスト走行(プライマリークラス) 09:30〜12:30
テスト走行(アドバンストクラス) 12:30〜14:00

11月20日(木) 競技会スケジュール(※10/21時点の最新情報)

プログラム 開始時刻〜終了時刻
参加チーム受付開始 08:30〜08:45
注意事項説明 08:45〜09:00
試走開始、車検 09:00〜11:00
開会式 11:35〜11:55
プライマリークラス競技 11:55〜15:15
アドバンストクラス競技 15:25〜16:25
表彰式 16:40〜17:10
懇親会 18:30〜20:30

11月21日(金) モデルワークショップ(予定)

プログラム 開始時刻
開会挨拶

高橋 寛之

ETロボコン本部審査委員長

9:28
スポンサーアピールタイム

パナソニックITS株式会社 様

9:30
オープニングトーク
~2025年度ETロボコン最速振り返り~

櫻井 隆

ETロボコン本部審査委員長

高橋 寛之

ETロボコン本部審査委員長

9:45
技術総評

引地 政征

ETロボコン本部技術委員長

日本工学院北海道専門学校 ITスペシャリスト科

9:55
審査総評

高橋 寛之

ETロボコン本部審査委員長

10:15
休憩
10:40
スポンサーアピールタイム

株式会社システナ 様

10:45
ETロボコンの歴史を振り返る
~プレイバック ETロボコン! Part1~

佐藤 亨

関西・北陸地区実行委員

松尾 圭浩

関西・北陸地区事務局長

11:00
ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、
自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組み

高橋 修司

東京・北関東実行委員

株式会社図研 技術本部 PI開発部 シニアパートナー

庄司 怜真

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

鈴木 満梨奈

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

竹村 龍人

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

中川 智喜

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

11:20
昼休憩
11:35
スポンサーアピールタイム

株式会社エクスモーション 様

12:35
ようこそステートマシン図、さよならシーケンス図

久保秋 真

ETロボコン本部審査委員

株式会社チェンジビジョン シニア・コンサルタント

12:50
AI時代におけるモデリング

中嶋 栄次

ETロボコン本部審査委員

株式会社豆蔵 エンジニアリング事業部 シニアコンサルタント

13:10
より良いモデルの勘所
〜アドバンストクラスモデルとモデル記法を考える〜

林 啓弘

南関東地区審査アドバイザー

アンリツ株式会社 エンジニアリング本部 技術教育部

13:30
休憩
13:55
モデル相談

※事前申込したCS大会参加チーム対象

14:00

セミナープログラム

21日(金) 9:55 - 10:15

2025年度ETロボコン技術総評

ETロボコン技術総評では、自律走行ロボットが挑む難所を題材に、制御の速さと正確さ、そしてソフトウェアの信頼性を総点検する。新難所である風景撮影やキャリーゲート突破にも焦点を当て、本大会の走行結果から各チームの工夫とつまずきを読み解く。つまずきの要因を議論し、実装・チューニングの勘所を整理する。想定どおりの成果に結びついたかを振り返り、来年度への改善のヒントを示す。

引地 政征

ETロボコン本部技術委員長

日本工学院北海道専門学校 ITスペシャリスト科

室蘭工業大学博士後期課程修了。博士(工学)。現在日本工学院北海道専門学校ITスペシャリスト科教員。IT関連企業在籍時には画像処理関連のデバイスの開発に携わる。専門学校教員としてIT系科目の基礎教育、卒業研究テーマの指導をしてきた。ETロボコンとの関わりは2016年から。自らも教員チームを編成しつつ学生チームを指導するスタイルで参加。2019年に出場したCS大会では、GoldModel/総合3位の成績を収めた。2020年からは北海道地区実行委員長。

21日(金) 10:15 - 10:40

2025年度ETロボコンモデル総評(モデル審査)

ETロボコン最大の特徴であるモデル審査。プライマリークラスは例年通りモデリングの基礎を身に付ける課題が設けられ、アドバンストクラスは昨年に引き続き複数システムを組み合わせるモデリング課題が設定された。両クラスのモデル審査で見られた全体的な傾向や良かった点、改善すべきポイントなどについて、事例を交えて示すことで参加者の更なるスキルアップを狙う。先にオンライン開催されたエントリークラス大会参加者も、今後のステップアップに向けた参考にしてほしい。

高橋 寛之

ETロボコン本部審査委員長

画像・音声信号処理機器やカーナビゲーション、電動パワーステアリングといった組込みソフトウェア開発に従事する中で、各種モデリング手法の導入・実践を図る。現在は自動車の高度運転支援システムにおける要件定義やアーキテクチャ開発を担当。ETロボコンにはアドバンストクラス初開催となった2014年大会に個人枠で初挑戦し、チャンピオンシップ大会競技部門準優勝、モデル審査部門ベスト・オブ・アプローチ賞を受賞。2015年より実行委員。UMTP L4モデラー、テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)。

21日(金) 11:00 - 11:20

ETロボコンの歴史を振り返る

~プレイバック ETロボコン! Part1~

2002年にUMLロボコンとしてスタートし、2005年に現在の名称に変更したETロボコン。いよいよ、来年2026年には、第25回記念大会を迎えることになる。
毎年、競技コースが変わり、競技ルールが変わり、チャレンジャーたちの魂を揺さぶり続けてきた。
「あのときのあの走行には度肝を抜かれた」、「あの走行は完璧だった」、「記録より、記憶に残る走行だった」という数々の名シーンが誕生したETロボコン。
いまあらためて振り返ることで、今後に活かせる走行やアイデアがあるに違いない!「温故知新」。きっと、これまでの歴史から、新たに得られるものがあるはずだという好奇心を持って参加いただきたい。

佐藤 亨

ETロボコン関西・北陸地区実行委員会 実行委員

プログラミングと電子工作とLEGOブロックをこよなく愛する、組込みエンジニア。某電機メーカーのソフトウエア会社勤務。
2006年からETロボコンに選手として参加。以降、ロボコンがライフワークとなり、気づけば今年で20年目。
2007年にチーム「うしろむき98%」で関西地区大会 競技部門で優勝、全国大会 競技部門で審査員特別賞受賞。
2008年からは関西北陸地区実行委員として、組込み技術の面白さを伝えるお手伝いに参画。
仕事でもロボットやドローン関連の開発案件を担当するなど、楽しいエンジニアライフを送っている。
好きな格言は「人間にとって、その人生は作品である」

松尾 圭浩

ETロボコン関西・北陸地区実行委員会 事務局局長

1994年大阪府立高専卒業。2000年(株)富士通ラーニングメディアに入社し、組込み系、オブジェクト指向開発系などのIT講習会の講師として従事。
現在は、ETロボコン関西・北陸地区事務局局長、IoT検定WGメンバーとして、初級組込み技術者の教育支援を行う傍ら、 自らも資格取得を精力的に行い、コツコツと「人生、一生勉強」の精神で突き進んでいる。資格試験600勝を超えたらしい。。。
ETロボコンとの付き合いは2005年に選手として出場し、2007年から関西地区実行委員を担当している。

21日(金) 11:20 - 11:35

ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、
自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組み

ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組みについて紹介する。
詳細設計手段としてのMBDに留まらず、より上流工程へ視野を広げる機会として、
・開発プロセス全体におけるMBDの位置づけ・上流工程の重要性を学ぶ
・組織間混成チームにより、モデルを用いた協創開発を体験・実践する
ことを目的として実施した取り組みついて紹介する。

高橋 修司

東京・北関東実行委員

株式会社図研 技術本部 PI開発部 シニアパートナー

2021年入社以来、GENESYS(MBSEツール)を用いた設計支援やMBSE教育及びeラーニングコンテンツ作成に取り組み中。
ETロボコンにおいて、2009年より地区実行委員、現在は、東京・北関東実行委員。
MBD推進センター(JAMBE) 人材育成WGサブリーダー。
エレクトロニクス実装学会 生成AI実装技術委員会 幹事。

庄司 怜真

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

2025年度入社。MBDを学んだ後、ETロボコンのMBDエントリーに参加。現在は、Isaac Simを活用し、四足歩行ロボットの強化学習に従事。

鈴木 満梨奈

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

2025年度入社。MBDを学んだ後、ETロボコンのMBDエントリーに参加。現在は、Simulinkと自動コード生成されたCコードとの整合性に関する業務に従事。

竹村 龍人

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

2025年度入社。MBDを学んだ後、ETロボコンのMBDエントリーに参加。現在は、MBDを用いたパワーエレクトロニクス関係の開発に従事。

中川 智喜

株式会社テクノプロ デザイン社 モビリティ統括部

シミュレーションソリューションセンター

2025年度入社。MBDを学んだ後、ETロボコンのMBDエントリーに参加。現在は、Pythonを用いた強化学習に従事。

21日(金) 12:50 - 13:10

ようこそステートマシン図、さよならシーケンス図

組込みシステムでは、振舞いを状態遷移で捉えるスキルが欠かせない。ETロボコンの審査規約や技術教育でもステートマシン図の活用を強化している。しかし、上位チームであっても状態に基づく振舞い設計ができているとは言い難い状況だ。
このワークショップでは、審査員が求めている振舞いモデルとチームが示している振舞いモデルがどのように異なっているのか、ステートマシン図とシーケンス図はどう使い分けるのがよいかについて議論する。

久保秋 真

ETロボコン本部審査委員

株式会社チェンジビジョン シニア・コンサルタント

北陸先端科学技術大学院大学博士前期課程修了。
日本大学、早稲田大学理工学術院、関東学院大学、福岡大学非常勤講師。トップエスイー、スマートエスイー講師。
モデリングツールastah*の販拡の他、オブジェクト指向開発、組込みソフトウェア開発、アジャイル開発、モデル駆動開発などのコンサルティングや技術教育に従事。

21日(金) 13:10 - 13:30

AI時代におけるモデリング

AI技術は開発領域でも活用されつつあり、”AIを利用して開発する”から”AIと協同して開発する”になりつつある。モデリング技術とAI技術は、親和性が高く上流開発からの活用が期待できる。本ワークショップではモデリング技術とAI技術を活用したプロセスについて参加者と議論し、活用のアイディアを共有する。

中嶋 栄次

ETロボコン本部審査委員

株式会社豆蔵 エンジニアリング事業部 シニアコンサルタント

1987年複合機メーカのソフトウェア開発会社に入社。ワープロのサブエディタの開発、画像処理の開発、ファクスソフトの開発を経て、モデルを使ったソフトウェア部品の開発および展開を実施。 2001年に現在の会社に転籍し、エンジニアリング強化のための教育やコンサルテーションを実施中。 ETロボコンの出会いは、2001年のUMLロボコンの参加から始まり、2005年以降は、審査員として活動(最古参の審査員として現在も審査を担当)。

21日(金) 13:30 - 13:55

より良いモデルの勘所

〜アドバンストクラスモデルとモデル記法を考える〜

ETロボコン参加チームのモデル図にはSysMLやUML、補完するモデル図が使用されている。当該モデルの表明や各モデル間のつながりなど、紙面の制約の中で効果的に配置し、伝えることが課題である。気になる点や伝えるモデルを示すことで、来年に向けた活動やモデル図の学習の一助になればと考える。

林 啓弘

南関東地区審査アドバイザー

アンリツ株式会社 エンジニアリング本部 技術教育部

アンリツエンジニアリング株式会社の技術部門、教育部門、品質保証部門、業務革新推進部、経営推進部を経て、アンリツ株式会社へ2020年に転籍しエンジニアリング本部に所属。技術部門在籍中は伝送交換、情報端末の開発に従事し、1996年頃から業務にオブジェクト指向開発に取り組み、社内教育に展開。その後、社内情報セキュリティ管理に従事、2010年から社内技術教育にも併せて携わり、2015年からは社内技術教育だけに従事し現在に至る。