ETロボコン2024 チャンピオンシップ大会
EdgeTech+ 2024にて、リアル開催!
全国各地の精鋭チームが集結! 最先端テクノロジーを学べる 教育型のロボットコンテスト
大会概要
会期 |
2024年 11月21日(木)、22日(金) ※20日(水)にテスト走行を実施します |
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場所 |
パシフィコ横浜 アネックスホール 203~206(EdgeTech+ 2024) |
出場チーム |
地区大会からの選抜チーム(プライマリークラス、アドバンストクラス) |
組込み技術者が日本一を目指して「ソフトウェア技術」を競う
ETロボコンは2002年から始まり、今年で23回目の開催となります。
5年後、10年後に世界をリードするエンジニアの育成を目指し、高校生から社会人までの幅広い層を対象に、分析・設計モデリング開発にチャレンジする機会を提供しています。
「ソフトウェア重視の教育コンテスト」である点が特徴で、共通の走行体によるコース走行のタイム成績に加え、高品質な組込み開発に欠かせないモデリングも評価対象となります。
プログラミングやモデルリング(設計技法)を学ぶにあたり、初めて学ぶ方を対象としたエントリークラスの「シミュレータ競技会」、基礎・基本を学ぶプライマリークラス、先端技術を学ぶアドバンストクラスは、全国の会場で地区大会を開催し、優秀なチームが、このパシフィコ横浜で集結し、日本一の「ソフトウエアエンジニア」を目指して熱い戦いが繰り広げられます。手に汗握るロボットの熱戦を、ぜひご覧ください!
一般の方の参加も歓迎!モデリング技術を磨くワークショップ
11月22日(金)は、各ワークショップを実施。
第一線で活躍するエンジニアによるETロボコンの各講師が、モデルリング(設計技法)の課題や改善ポイントを解説するワークショップを開催します。
一般の方も参加できますので、ソフトウエアの技術に関心がある方、技術を磨きたい方は、ぜひご参加ください!
スケジュール
11月20日(水) テスト走行スケジュール
プログラム | 開始時刻〜終了時刻 |
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テスト走行(プライマリークラス) | 09:30〜12:30 |
コース入れ替え | 12:30〜12:45 |
テスト走行(アドバンストクラス) | 12:45〜14:15 |
11月21日(木) 競技会スケジュール
プログラム | 開始時刻〜終了時刻 |
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参加チーム受付開始 | 08:30〜08:45 |
注意事項説明 | 08:45〜09:00 |
試走開始、車検 | 09:00〜11:25 |
開会式 | 11:45〜12:05 |
プライマリークラス競技 | 12:05〜14:25 |
アドバンストクラス競技 | 14:35〜16:15 |
表彰式 | 16:30〜17:00 |
懇親会 | 18:30〜20:30 |
11月22日(金) モデルワークショップ
プログラム | 開始時刻 |
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開会挨拶 |
09:45 |
2024年度ETロボコンモデル総評(モデル審査)
高橋 寛之 ETロボコン本部審査委員長 |
10:00 |
2024年度ETロボコン技術総評
引地 政征 ETロボコン本部技術委員長 日本工学院北海道専門学校 ITスペシャリスト科 |
10:25 |
休憩 |
10:55 |
要件定義と要件間のトレーサビリティで求められること
何のために要件間のトレーサビリティが求められるのか、またETロボコンのモデル審査項目との関係を示す 酒井 英子 東海地区 審査委員長 株式会社デンソー ソフトウェア技術1部 第2設計室 設計1課 担当係長 |
11:00 |
指導者視点からのETロボコンのチーム運営とTOPPERSコンテストへの挑戦
及川 達裕 四国職業能力開発大学校 電子情報技術科 職業訓練指導員 |
11:20 |
昼休憩 |
11:55 |
ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組み
高橋 修司 東京地区 実行委員 株式会社図研 技術本部 PI開発部 シニアパートナー 千々岩 寿弥 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 新事業企画室 |
12:40 |
ステートマシン図で振る舞いをシンプルに表現しよう
松原 美奈子 ETロボコン中四国地区 運営副委員長 株式会社BTM DX推進事業 Webソリューション事業部 大阪支社グループ |
13:00 |
より良いモデルの勘所
~モデル記法とミスユースケース図を考える~ 林 啓弘 南関東地区審査アドバイザー アンリツ株式会社 エンジニアリング本部 技術教育部 |
13:20 |
休憩 |
13:50 |
モデル相談
※事前申込したCS大会参加チーム対象 |
14:00 |
セミナープログラム
22日(金) 10:00 - 10:25
2024年度ETロボコンモデル総評(モデル審査)
ETロボコン最大の特徴であるモデル審査。プライマリークラスは例年通りモデリングの基礎を身に付ける課題が設けられ、アドバンストクラスは昨年に引き続き複数システムを組み合わせるモデリング課題が設定された。両クラスのモデル審査で見られた全体的な傾向や良かった点、改善すべきポイントなどについて、事例を交えて示すことで参加者の更なるスキルアップを狙う。先にオンライン開催されたエントリークラス大会参加者も、今後のステップアップに向けた参考にしてほしい。
高橋 寛之
ETロボコン本部審査委員長
画像・音声信号処理機器やカーナビゲーション、電動パワーステアリングといった組込みソフトウェア開発に従事する中で、各種モデリング手法の導入・実践を図る。現在は自動車の高度運転支援システムにおける要件定義やアーキテクチャ開発を担当。ETロボコンにはアドバンストクラス初開催となった2014年大会に個人枠で初挑戦し、チャンピオンシップ大会競技部門準優勝、モデル審査部門ベスト・オブ・アプローチ賞を受賞。2015年より実行委員。UMTP L4モデラー、テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)。
22日(金) 10:25 - 10:40
2024年度ETロボコン技術総評
前日に実施されたETロボコンチャンピオンシップ大会での競技部門の結果について、注目するべき点を講演する。2024年大会は、走行体の前方にカメラを搭載したものを採用した。従来より行われているカラーセンサーを用いたライントレースではなく、カメラ映像を利用した走行をするチームが増加傾向にある。その他の難所もカメラ映像を活用する競技が用意され、各チームがどのようにカメラ映像を使って競技を行ったのかにも注目する。
引地 政征
ETロボコン本部技術委員長
日本工学院北海道専門学校 ITスペシャリスト科
室蘭工業大学博士後期課程修了。博士(工学)。現在日本工学院北海道専門学校ITスペシャリスト科教員。 IT関連企業在籍時には画像処理関連のデバイスの開発に携わる。専門学校教員としてIT系科目の基礎教育、卒業研究テーマの指導をしてきた。 ETロボコンとの関わりは2016年から。自らも教員チームを編成しつつ学生チームを指導するスタイルで参加。2019年に出場したCS大会では、GoldModel/総合3位の成績を収めた。2020年からは北海道地区実行委員長。
22日(金) 11:00 - 11:20
要件定義と要件間のトレーサビリティで求められること
何のために要件間のトレーサビリティが求められるのか、またETロボコンのモデル審査項目との関係を示す
ETロボコンのモデル審査では、要求分析で抽出した要件の網羅性とトレーサビリティを求めているが、要件間の関係が適切でないものが多々見受けられる。そこで、本来どのように要件定義できているべきなのか、要件間のトレーサビリティで何を見ようとしているのかを説明する。
酒井 英子
東海地区 審査委員長
株式会社デンソー ソフトウェア技術1部 第2設計室 設計1課 担当係長
株式会社デンソー入社後、ブレーキ制御システムのソフトウェア開発に従事。2001年から株式会社アドヴィックスに出向し、2005年よりモデルベース開発を導入したソフトウェアの開発改善の取組みを開始。2012年に株式会社デンソー帰任後は、IVIやコックピットのソフトウェア開発での開発改善に取組んでいる。
22日(金) 11:20 - 11:40
指導者視点からのETロボコンのチーム運営とTOPPERSコンテストへの挑戦
当校は、中四国地区で10年超に渡ってETロボコンに参加し続けている。当校のチームメンバは学部2年生相当の学生で構成しており、毎年全員が入れ替わる。2023年大会からは指導担当者も代替わりをしながらも、2023、2024年とチャンピオンシップ大会出場を果たした。
本講演では、指導者やリーダーなどの観点からのETロボコンのチーム運営や指導について述べると共に、OBのメンバが製作した調整ガジェット「走行体を遠隔操作するための無線コントローラ」についても紹介する。尚、本ガジェットはTOPPERSコンテストに応募し入賞したプロダクトでもある。
及川 達裕
四国職業能力開発大学校 電子情報技術科 職業訓練指導員
EMS企業で組込み技術者として従事後、2016年より(独)JEEDへ職業訓練指導員として入構、2021年より現職。組込み・IoTを中心とした学生指導に取り組む。ETロボコンには2023年より当校チームの指導担当。ETロボコン2023、2024にて中四国地区大会にて総合優勝。学外では2023年より組込み技術に関するサマーワークショップ(SWEST)の共同プログラム委員長、実践教育訓練学会 幹事など務める。
22日(金) 12:40 - 13:00
ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組み
ETロボコン「エントリークラス」を題材にした、自動車業界MBD技術者向け学習機会提供の取り組みについて紹介する。
詳細設計手段としてのMBDに留まらず、より上流工程へ視野を広げる機会として、
・開発プロセス全体におけるMBDの位置づけ・上流工程の重要性を学ぶ
・組織間混成チームにより、モデルを用いた協創開発を体験・実践する
ことを目的として実施した取り組みついて紹介する。
高橋 修司
東京地区 実行委員
株式会社図研 技術本部 PI開発部 シニアパートナー
2021年入社以来、GENESYS(MBSEツール)を用いた設計支援やMBSE教育及びeラーニングコンテンツ作成に取り組み中。 ETロボコンにおいて、2009年より地区実行委員、現在は、東京地区実行委員 自動車MBD普及連携団体において、人材育成WGサブリーダー、MBSE勉強会SWGリーダー
千々岩 寿弥
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 新事業企画室
2022年入社以来、新事業企画室にて新規事業、MBSE関連事業に取り組み中。
22日(金) 13:00 - 13:20
ステートマシン図で振る舞いをシンプルに表現しよう
ソフトウェアの振る舞いとして表現する手段としてステートマシン図の活用がある。ETロボコンでは、特定の要素の振る舞いを表現するための手段としてステートマシン図をあげている。しかしながら今年の参加チームのモデルでは、状態の捉え方に悩み、どのように活用すればよいか難しいと感じているチームが多いように見受けられた。今回は、ステートマシン図の基本的な書き方、考え方、取り入れ方について例を挙げながら解説していく。
松原 美奈子
ETロボコン中四国地区 運営副委員長
株式会社BTM DX推進事業 Webソリューション事業部 大阪支社グループ
2021年に入社し、主にWebアプリケーションの開発を行っている。ETロボコンでは、2011年から学生・社会人としてETロボコンに参加し、2016年から中四国地区実行委員として活動している。
22日(金) 13:20 - 13:50
より良いモデルの勘所
~モデル記法とミスユースケース図を考える~
ETロボコン2024参加チームモデル図に気になるモデル図が散見された。ETロボコン参加チームのモデル図にはSysMLやUML、補完するモデル図が使用されている。当該モデルの良さや各モデル間のつながりなど、紙面の制約の中で効果的に配置し、伝えることが課題である。各モデルの良さを示すことで、来年に向けた活動やモデル図の学習の一助になればと考える。
林 啓弘
南関東地区審査アドバイザー
アンリツ株式会社 エンジニアリング本部 技術教育部
アンリツエンジニアリング株式会社の技術部門、教育部門、品質保証部門、業務革新推進部、経営推進部を経て、アンリツ株式会社へ2020年に転籍しエンジニアリング本部に所属。技術部門在籍中は伝送交換、情報端末の開発に従事し、1996年頃から業務にオブジェクト指向開発に取り組み、社内教育に展開。その後、社内情報セキュリティ管理に従事、2010年から社内技術教育にも併せて携わり、2015年からは社内技術教育だけに従事し現在に至る。
モデル相談所
審査員が交代で相談所を開設。参加者は持参したモデル図をもとに審査員と個別に対話形式で議論し、デベロッパー部門のモデリング、分析・設計、開発技術などの書き方等について、アドバイスを受けることができる。チャンピオンシップ大会への出場者でなくとも相談を受けられるので、モデリングの初心者や具体的なケースで議論したい場合には効果的である。
【重要】相談所へ参加の方へお願い
・相談所へお越しの際には、モデル図(紙)または企画書(紙)は各自で準備してください。
・今年も、詳細なフィードバックができるように、各チーム毎に担当審査委員を割り当てることにしました。詳細なフィードバックをご希望のチームは、ぜひ担当審査委員に相談してください。もちろん、例年のように他の審査委員に相談することも可能です。
※チャンピオンシップ大会の出場者でないチームも参加可能です。尚、事前登録は不要です。