会長挨拶

 各産業界でSociety 5.0が定着し、また、持続可能な開発目標であるSDGsに向けて具体的な活動が展開される中、新たなデジタル化の潮流であるIoTやDX、AIが日常の会話で普通に飛び交う時代になってきました。

 我々JASAも「モノづくり」の支えとなる「組込み業界」の協会から、IoTやAI、5Gなどを使用する「システムづくり」や「コトづくり」の産業を支える協会へと変革の時期を迎えていると考えています。
 もちろん、組込み技術やエッジコンピューティングを強みとすることは変わりませんが、新しい環境へ対応する体制に整え、新たな活動を更に成長させるための施策展開を進めたいと考えています。
 

 重点活動項目として、上記のコンセプトを基に取捨選択し、以下の6項目で進めて参ります。
<組込み業界の協会から、IoT、AI、5Gなどの使われる産業の協会に変革する>
① グローバルも含め、他協会、地方との積極的なアライアンスの構築
② 展示会において、トレンドを明確にして、カンファレンス等での啓蒙活動を強化・発展
③ 高度人財育成の強化に加え、研修、人財育成の事業化
④ 技術本部で幅広い需要に応えられる体制強化と、成果物の共有化
⑤ 会社単独で実施しにくい、技術研究、仲間づくりを軸とした支援
⑥ 地方、グローバルに目を向けた人脈形成、人財育成の強化

今後とも、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人 組込みシステム技術協会
会 長   竹 内 嘉 一