OSSライセンス基礎(オンライン講座)
OSSを活用する流れは増えてきていますが、「正しい使い方」という知識をつける機会がなかなかないように見受けられます。
OSSを正しく使うための知識を得るセミナーを企画しました。この機会に改めて知識の確認をしてください。
教育研修コンテンツ事業推進委員会 委員長 小林 靖英
講座概要
- 対象者層 OSSについて、これから扱う可能性がある方
OSSのプロジェクトに関わっているが正しい知識習得をする機会がなかった方 - 到達目標
- OSSに対しての取り扱いについて正しい知識が得られる(ネットの情報に左右されない)
- OSSをプロジェクトで使用する場合に必要な事項が何があるか得られる
- OSSの種類ごとの特性を理解することができる
- 開催形態 Online研修 *要インターネット常時接続環境
- 開催日程 第1日目:2024年1月17日(水) 14:00〜15:30
第2日目:2024年1月31日(水) 14:00〜15:30
受講に際しての注意点
お申込みいただいた受講者の皆様には受講日午前中までに、登録されたメールアドレスに最終のご案内を発送いたします。
届かない場合は、メールアドレス不備の可能性がございます。その際は、registration@jasa.or.jp まで会社名・お名前をご連絡ください。
カリキュラム
【第1日目】OSSを正しく理解する。
1. OSSとは何か
OSSを単に「自由が保証されたソフトウェア」と捉えて他人の権利をないがしろにしてはいけません。
なぜ、OSSは改変・再頒布が可能なのか、その根拠をまずは確認しましょう。
2. 代表的なOSSのライセンス
FreeBSD, Apache, Linux, GNU Cライブラリ, Eclipseのライセンス条文を実際に見て、何と書いてるのか確認してみましょう
3. ライセンスの意味と著作権の関係
ライセンス自身は契約ではありません。プログラム使用許諾書とも呼ばれる商用ソフトウェアのライセンスは契約です。ほとんどのOSSライセンスは著作権に基づいていますが、その著作権についてもご紹介します
4. いかにしてOSSと付き合うか
OSSは多くは他人の著作物です。まずは、他人の著作物を使わせてもらっているという自覚が大事です。
その上で、OSSライセンスの対象となる著作物を意識し、適切な対処をしましょう。
【第2日目】OSSを扱うための具体的な手順例を理解する。
1.OSSの利用ポリシーとガイドラインを設定する
2.OSSの利用前に評価と承認を行う
3.OSSの利用履歴を管理する
4.OSSを入手する
5.OSSを利用したシステムを開発する
6.ドキュメントを整理する
7.実装後に評価と承認を行う
8.リリース後に必要な対応を行う
9.ツールの利用について
講師紹介
第1日目講師:姉崎 章博 氏 (OSSライセンス姉崎相談所)
NECで元通信管理屋。日本Linux協会では、Linux商標やOSSライセンスの啓蒙に取り組む。
日本OSSフォーラムやIPAで活動後、2008年からOSSライセンスのコンサルティングを始め、CRIC「第9回著作権・著作隣接権論文」に佳作入賞。
2016年、OSSライセンス姉崎相談所 サイトを開設。
著書 「
OSSライセンスを正しく理解するための本(C&R研究所 刊)」等
第2日目講師:関根 正騎 氏
東芝情報システム株式会社入社当初からネットワークおよびセキュリティ、オープンソースソフトウェアに関するプロダクトを担当。
その後、オープンソースソフトウェア管理ツールを活用したソリューションを担い、さまざまなお客様への導入支援を実施。
近年はセキュリティスペシャリストとして、暗号化、マルウェア対策、アプリケーション保護などのソリューション展開も担っている。
お申込み
- 受講料 受講料金はお申込み時にクレジットカードで決済します。(VISA, Master, American Express)
- JASA会員 お一人 5,000円(税込) *(参考)JASA会員企業一覧
- 一般 (非会員) お一人 20,000円(税込)
- お申込みにあたって
参加申込フォームに入力した情報はJASA組込みシステム技術協会、株式会社EventHub(システム運用委託先)で管理いたします。 - 領収書 お支払いが完了し、ログイン後の画面最上段右手のお名前をクリックすると領収書の表示ができます。