委員会活動 技術本部
[安全性向上委員長]
漆原 憲博
(株)ジェーエフピー
(1)AIやIoT(含むセキュリティ)に代表される複雑システムの機能安全の課題や国際規格に関しての調査・研究を行う。
(2)STAMP※1モデルをコア技術とした安全設計や事故分析の事例を蓄積し、技術者の啓発活動に役立てる。
(3)安全設計にかかわる仕様書において、その論理性や非機能要件の明示化にかかわる問題点を整理して改善のための議論をする。
(4)上記で得た知見を整理し、セミナーなどでの啓発活動を行う。加えて、有識者に指導をいただき、さらに知見を高める。そのためにも、大学、研究機構、IPAなど外部組織・団体との技術交流、連携を積極的に推進する。
(5)「つながる社会での機能安全」、「安全仕様化」、「啓発・連携」 の3つを委員会内WGとして設置する。
(1)定例会にて各WGの活動を行う。
(2)JASA内での他の委員会(特にセキュリティ委員会)との合同 での合宿を行い、Safety&Securityの考え方をまとめる。
(3)STAMP-WSへの投稿。
(4)安全設計セミナーの開催。
(5)上記を通じ、委員各位の知見を深めるとともにJASA会員企業へ複雑システムの安全設計に関する考え方の普及啓発を行う。
(1)新設の「つながる社会での機能安全」の概要を明らかにする。
(2)STAMP-WSの運営に協力(継続)
(3)都産技研との連携、技術セミナーの共同開催(継続)
(4)安全設計入門改訂版の発刊とJASAセミナー開催
(5)有識者、関連団体との連携協力の推進
(6)上記を通じ、委員各位の知見を深めるとともにJASA会員企業へ「安全性」の普及啓発を推進する
【事業№1】 会議(委員会、WG会議)
年度計画の策定、推進、状況確認。対外組織との連携を企画する。
・定例会(月一回)を開催し、各WGの活動報告から情報共有、意見交換を行い、「安全性」に関する見識や技術力の向上を図る。
・国内外の機関の技術動向ウォッチ、相互紹介を進めビジネス機会の提供を図る。
・STAMP/STPA/CASTに関わる情報収集を行う。
・ セキュリティ委員会との連携によるセキュリティと安全性の融合に関わる情報収集を行う。
・会合は原則、委員会と一体で進めるが、議案は各WGで独立に行う。
【事業№2】「つながる社会での機能安全」WG
つながる社会での機能安全の課題検討、特にAI・IoT(含むセキュリティ)がかかわる複雑システムの安全にかかわる課題を検討する。
・AI/IoTエッジの安全について理解を深める。
・Safety&Security(S&S)の考え方をまとめ、外部に発信する。
・STAMP/STPA/CASTにかかわる事例を集め、つながる社会での機能安全に役立つ考え方としてまとめる
・合宿の企画、セキュリティ委員会などとの合同合宿の交渉(10月前後)
【事業№3】安全仕様化WG
安全性に関わる設計の課題検討、特に上流工程の課題を検討する。
・Safety&Security(S&S)の考え方をまとめ、外部に発信する。
・安全が関わる要求を仕様化するプロセスを研究し、プロセスモデル又は手法を提案する。啓発・学術活動として、セミナー講師の派遣、学会や技術誌への投稿を行う。
・安全誘導型設計プロセスモデルを重点課題とし、自主的に活動し、相互啓発を図る。
・手法として、意図・要求記述手法や、形式検証手法、安全解析手法に取組む。
・AI/IoTエッジの安全について理解を深める。
・STAMP/STPA/CASTにかかわる事例を集め、つながる社会での機能安全に役立つ考え方としてまとめる
【事業№4】啓発・連携WG
委員会活動の成果を発信し、社会啓発に資する。
・機能安全を中心に安全技術/文化に関する調査活動を行う。
・外部との交流の中からオープンイノベーションの機会を増やしていく。
【事業№5】安全設計セミナーWG
委員会活動の成果を発信し、安全技術の普及を行う。
・安全設計セミナーの開催(JASA内、企業出張)
・STAMP/STPAを中心に行う。
・聴講者との交流も深める。
・開催要領作成、開催支援は委員会と一体で進める。
★書籍
安全の基本的な考え方から、最新のIoT、AI時代の新しい安全概念まで、体系的に分かりやすく、豊富な事例を含めて書かれています。すべての安全の関係者及び研究者に推薦を致します。「システム技術に基づく 安全設計ガイド」を出版しました。
2017年度成果資料:
★過去の成果報告書
●「組込みシステムにおける情報セキュリティ対策および機能安全に関する調査研究」(平成22年度)
●「組込みシステムにおける情報セキュリティ対策および機能安全に関する調査研究」(平成21年度)
●組込みシステムにおける機能安全に関する調査研究
「組込み系技術者のための安全設計入門」(平成20年度)
●組込みシステムにおける機能安全に関する調査研究
ネット社会における組込みシステム、2つの課題 「情報セキュリティ」と「機能安全」(平成19年度)
★安全性向上セミナー「基礎コース」2022
“Society5.0 for SDGs” の実現を支えるSafety&Securityの設計とは
安全性向上委員会の活動方針の1つである、「機能安全、情報セキュリティに関して、技術動向の調査・研究を行い、成果は積極的に情報発信していく」に基づき、21年度に引き続き、22年度も安全設計に係るセミナーを実施します。詳細はコチラ
★ET/IoT 技術本部セミナー
ET・IoT Technology 及び ET・IoT Technology Westにおいて技術本部セミナーを実施しております。
資料は【コチラ】
★日経テクノロジーonlineにコラム掲載されました(2015.5.8)
兼本 茂(会津大学 コンピュータ理工学科 教授)
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