JASA技術本部セミナー 組込みシステム技術協会 技術本部による委員会調査活動と成果セミナー
【安全性向上委員会】安全仕様化WG STAMP/STPA手法に基づく安全解析の試行
安全仕様化WGは、安全に関する要求や制約を仕様化するプロセスと手法を研究している。STAMP/STPAはシステム理論に基づく安全解析手法であり、最近、注目を浴びている。当WGではIPA/SECが開発した化学プラントシミュレータに関して、そのシステム記述を試み、その記述内容をもとにしてSTPA手法を適用してみた。ここでは、STPA手法の概要を紹介するとともに、その試行例の概要を報告する。
佐々木 千春株式会社ジェーエフピー
プロフィール 1986年、岩手県生まれ。2008年、岩手大学工学部情報システム工学科卒業。同年、株式会社ジェーエフピー入社。組込みシステムの開発に従事。また、要求を記述するための構文化手法SLP開発及びモデルベース、形式手法を研究している。対外活動として、JASAの安全性向上委員会にて安全に関する要求や制約を仕様化するプロセスと手法を研究している。さらにIPA/SEC 障害原因診断WGにて化学プラントシミュレータの開発に従事している。