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派生開発の問題解決セミナー2015 派生開発で標準プロセスを生かすために何を考えるべきか

派生開発推進協議会

組織の標準プロセスはちゃんと機能してますか? PFDを使って自分のプロセスを設計するところから始めよう

15:00-15:30

ソフトウェアの開発プロジェクトは常に新しい要素を含んでおり、これを成功させるには要求に対して「合理的なプロセスを設計する」必要がある。PFD(Process Flow Diagram)はプロセスを自在に設計するためのツールで、PLや担当者のプロセスをPFDに表現することでシミュレーションしたり、途中で遭遇する不測の事態にも「代案」を考え出したり、さらには残された「実績」から標準プロセスを構築することもできる。誰もが「自分の担当範囲」のプロセスを設計できる、そんな組織を目指しませんか。

清水 吉男株式会社 システムクリエイツ 代表取締役 派生開発推進協議会 代表

プロフィール 1968年からソフトウェアの世界に入り、企業の業務システムやオンラインシステムの開発を手掛ける。1977年に組み込みシステムの世界に転じ、POSシステムやインクジェットプリンターなどの多くの製品の開発に携わる。CMMとの出会いを機に、自ら考案した要求の仕様化技法(USDM)や派生開発向けの開発プロセス(XDDP)、さらにプロセスの設計ツールとしてPFDを提案して、1995年からプロセス改善のコンサルティングを開始。2010年に派生開発推進協議会を設立し、これらの普及活動に入る。

標準プロセスってどうなってますか?

15:30-17:00

多くのソフトウェア開発組織は「標準プロセス」を持っており、原則これに従った作業をすることになっている。しかし、開発の変化に対応しきれない標準は、使いにくくなっていることがある。
例えば、
・開発プロセスの計画時に、標準プロセスをどうテーラリングするか?
・プロジェクト進行中に起きる不測の事態に、標準プロセスは機能するか?
・標準プロセス順守が逆に作業の遅滞を招き、進捗の妨げになっていないか?
など、現場で発生している問題は多々ある。
機能しない「標準プロセス」の問題とその打開策、PFDをどう役立てるかについて参加者の皆さんと一緒に考えましょう。

モデレーター:池田 暁派生開発推進協議会 運営委員

プロフィール 通信系製造業にて組込みシステムの開発,品質保証業務を経て,現在はソフトウェア技術に関する手法やツールの普及,プロセス改善活動に従事。現場へのXDDPやSPLの導入支援に取り組むほか,AFFORDDの運営委員としても活動中。PFDは現場プロセスの現状分析・改善提案,ノウハウ抽出に活用中。NPO法人ASTER理事,SQiP 運営委員,長崎IT技術者会 代表,品質管理学会 会員。著書に『SQuBOKガイド(共著)』(オーム社)等。

パネリスト:斎藤 芳明富士ゼロックス株式会社 コントローラ開発本部 コントローラ開発企画G グループ長

プロフィール 入社時よりネットワークプリンタ、デジタル複合機のコントローラソフトウェアの開発に従事。2004年よりSPI推進を担当。プロセス改善を軸としてソフトウェアの品質を改善し、手戻りを減らすための体制構築・施策立案・推進活動を部門横断で実施。現在、XDDPを組織に導入し展開する活動を推進中。

パネリスト:古畑 慶次株式会社デンソー技研センター 技術研修部 担当課長

プロフィール 1988年、(株)デンソー入社。研究開発部門を経て、携帯電話、ナビゲーション開発に従事。2004年、デンソー技研センターに異動。現在は、次世代のソフトウェア開発リーダーを育成する研修開発を担当。また、開発現場にて、課題解決を中心にしたソフトウェア開発技術,マネジメント、プロセス改善、論文作成の指導に従事。2015年南山大学大学院数理情報研究科数理情報専攻修了。産業カウンセラー(JAICO認定)。博士(数理情報学)。

パネリスト:山田 謙輔株式会社日立情報通信エンジニアリング ソフトウェア第3部 技師

プロフィール 2002年、日立通信システム(株) (現、(株)日立情報通信エンジニアリング)に入社。 通信機器の組込みソフトウェア開発に従事。 2011年から派生開発カンファレンス実行委員。2013年から派生開発推進協議会運営委員。

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