デジタル革命時代の取組を考える(各国のIoT活用方法を学ぶ)
今回で8回目の開催となる当フォーラムでは、各国の【デジタル革命時代の取組を考える】と題しまして、各国の事情に精通する講演者より、各地域での課題に対しIoTをどのように活用しているのか、自社ではどう取り組むべきなのかを学びます。
講演の後にパネルディスカッションを行い、会場からの質問に対し講演者に議論して頂きます。
この機会に御社のIoT活用の参考にして頂ければ幸いです。
13:15〜13:25
開催にあたって
ITの進化やモノのデジタル化が進んだ事により、現在はデジタル革命時代と言われています。
タクシーや音楽の配信に見られるような新ビジネスモデルの登場など産業の構造を根本から変えるデジタル革命、将来起こり得る破壊的変革は予測が非常に困難です。
本フォーラムではイデオロギーの違いによる各国の取組の違いを学び、自社の企業の行動様式やビジネスモデルどのように見直すかを学びます。
廣田 豊
JASA国際委員会 委員長/TDIプロダクトソリューション株式会社 代表取締役社長
13:25〜14:25
EU及び欧州主要国の産業デジタル化への取り組み
デジタル単一市場の構築とIoT活用とともに
EUは2019年10月末までの優先課題として、デジタル単一市場の構築や産業基盤の強化を掲げ、産業分野のデジタル化を進めている。ドイツ発のインダストリー4.0の取り組みは、従来のスマートファクトリーのみならず、ものづくりに付随するサービス分野へと、広がりを見せている。また、欧州各国でも類似の取り組みが行われており、産業デジタル化は不可欠な政策になりつつある。EU全体の取り組みとIoT活用の一部企業事例を加えて報告する。
田中晋
JETRO 海外調査部欧州ロシアCIS課 課長
1987〜89年経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部(在パリ)勤務。1990年日本貿易振興会(現・日本貿易振興機構)入会。パリ事務所(フランス調査担当など)および2度のブリュッセル事務所(EU調査担当次長)勤務を経て、2016年10月より現職。著書は「欧州経済の基礎知識」(編著)など。
14:35〜15:05
<講演1>(ドイツ)インダストリー4.0 〜デジタル=IT+IoTが引き起こす第4次産業革命にどう立ち向かうか〜
Industrie 4.0は、見方を変えれば、絶え間なきカイゼンによって現在の地位を築いた日本製造業に対して海外勢が仕掛けつつある文字通りの「産業革命」であり、その戦場はむしろ「工場の外」にある。我々にとっての「真のスマート工場」とは何か?について考える。
村田 聡一郎
SAPジャパン株式会社 インダストリークラウド事業本部 IoT/IR4 ディレクター
外資系IT企業、本社駐在、ITスタートアップを経て、2011年SAPジャパン入社。SAP HANA、クラウド、IoTなどを利活用した顧客およびパートナーとの共同イノベーション事業開発に関わる。海外事例にも精通し、講演・執筆など多数。SAP IoT研究会主宰。米国ライス大学にてMBA取得。
15:05〜15:35
<講演2>(台湾)台湾発のIoT技術が日本の製造業にもたらす新規市場開拓の可能性
変化の激しいIoT時代、日本の製造業が世界で勝ち残るために必要な要素とは
近年のIoTのグローバルな流れにおいて、台湾はその基盤となるコンピュータ技術から応用分野まで重要な役割を担っている。また、台湾は日本と友好的な関係を構築しており、経済的にも相互補完的な側面を有している。日本の製造業にとって世界で勝ち残るハードルがますます高くなっている中、日本の製造業が中国及び東南アジアを中心に海外市場を開拓していく上で、IoTを軸とした日台協力は今後益々重要となってくると考えられる。
マイク小池
アドバンテック株式会社 エンベデッドIoT グループ 社長兼日本地区最高責任者
2012年7月にアドバンテック株式会社 社長兼日本地区最高責任者に就任。以来、日本地区を成長率ナンバー1の市場へと牽引、事業拡大を継続している。「Partnaring for SmartCity & IoT solutions」のスローガンの下、「インテリジェントプラネットの実現」というミッションを実現させるとともに、日本におけるアドバンテックのプレゼンスを高め、日本の産業向け市場において確たる地位を築いていくことを目指している。
15:35〜16:05
<講演3>(アメリカ)
廣川 裕司
ホートンワークスジャパン株式会社 執行役員社長
16:15〜16:45
パネルディスカッション