ETロボコンチャンピオンシップ大会

ETロボコン2017 チャンピオンシップ大会

地区大会の精鋭チームが集結! 若手組込み技術者によるソフトウェア技術の頂上決戦!!

11/15(水)11:25〜17:55 競技会 ETロボコン会場(会議センター3F)

11/16(木)9:30〜 モデリング・ワークショップを実施(無料 どなたでも聴講可能です)

若手組込み技術者が日本一を目指してソフトウェア技術を競う

ETソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン)は、若手組込み技術者教育をテーマに、UML等のモデリング手法で設計したソフトウェアを自律型のライントレース・ロボットに実装して走行内容を競うコンテストです。

北は北海道から南は沖縄まで、9月〜10月にかけて全12地区で地区大会が開催されます。 ETロボコン2017のチャンピオンシップ大会は、全国322チームが参加する地区大会で入賞した上位41チームがパシフィコ横浜に結集し、日本一を目指してモデリングと競技の総合優勝を競います。

手に汗握るロボットカーの熱戦を見に、ぜひお立ち寄りください!

一般の方の参加も歓迎!モデリング技術を磨くワークショップ

競技会翌日の16日(木)は、モデリングワークショップを実施します。

ETロボコン審査団を中心とした各講師が、モデルの課題や改善ポイントを解説するなど、具体的なモデリング手法を紹介していきます。

ETロボコン参加者以外の一般の方も参加できるワークショップです。モデリング手法に関心がある方、モデルの技術を磨きたい方は、有意義な体験ができるでしょう。ぜひご参加ください。

2017 モデリング・ワークショッププログラム

2017年のモデルの振り返りと今後の課題

このワークショップでは審査委員と性能審査団が今年の課題の狙いを説明するとともに、今年のモデルの傾向や過去との対比などから分析を行う。この分析に基づき、今後伸ばすべきモデリングのポイントや、参考になるモデルの紹介を行う。各種のコメントやアドバイスを元に参加者が自分たちのモデルを振り返ることで学習効果を高めるのが狙いである。また、来年度に向けて、取り組むべき課題についても触れる。

  • 土樋 祐希(本部審査副委員長)

    富士ゼロックス株式会社 ソフトウェア開発本部コントローラプラットフォーム第ニ開発部 グループ長

  • 京増 司(本部性能審査団)

  • 鈴⽊ 尚志(本部審査委員)

    株式会社コギトマキナ 代表取締役社長

ミニワークショップ

  • ETロボコン・プライマリークラスのモデル図で期待すること

    〜機能モデル、構造モデル、振る舞いモデルで伝えたいこと〜

    4つの機能の中からひとつの機能をモデリング対象にしたモデルは、機能/構造/振る舞いの設計モデルを期待しています。プライマリークラス審査方針はモデル開発の基礎の『ソフトウェアの内容をモデルで正しく表現する』でした。これらのモデル図は機能を実現することを伝えるものになっていたでしょうか。チームのモデル図を読みながら確認していきましょう。

    林 啓弘(南関東地区審査委員長)

    アンリツエンジニアリング株式会社 経営推進部 経営企画チーム エキスパート

  • 指針・解法のモデルとは?

    〜分析モデルの3つの視点〜

    アドバンストクラスの分析モデルでは、いかにゲームの『有効な解き方を示すモデルになっているか』が評価されます。ここで問われるのは「課題」「指針」「解法」の3つのモデリングです。このうち「課題」のモデルでゲームの本質を捉えるのに対し、「指針」および「解法」に期待されるモデルとは一体どのようなものなのでしょうか。本ワークショップでは、身近な題材を用いた「指針」「解法」モデルの作成事例を紹介し、その位置づけを確認します。その上で改めて、「課題」も含めた3つの視点を整理してみます。

    ⾼橋 寛之(本部技術委員/性能審査団)

    ⽇本精⼯株式会社 ステアリング技術センター ソフトウェアPLDチーム 副主務

  • ステートマシン図:状態の探し方から記法の注意点まで

    〜審査員が待っている振舞いのモデル〜

    ステートマシン図は、モデル審査においても、以前から振舞いを表現する有用な記法として推奨しています。しかし、利用するチームはごく少数で、誤用が目立ち、活用できているとはいえません。そこで、使い始めるきっかけを持てるよう、イベントやアクションを見つけるコツ、これらを図に表す手順、気をつけたい記法の使い方などを紹介します。みなさんの振舞いのモデリングが変わるかもしれません。ぜひご参加ください。

    久保秋 真(本部審査委員)

    株式会社チェンジビジョン シニア・コンサルタント

  • 歴代チャンピオンシップ優勝チームが語るETロボコンへの挑戦

    デベロッパー部門アドバンストクラスで、過去に優勝したチームが、失敗を乗り越えどのように優勝にたどり着いたのか、これまでの活動を振り返りながら、その取組みを紹介する。
    2015年CS大会競技部門優勝 NiASET(長崎総合科学大学)
    2016年CS大会総合優勝 Champagne Fight (リコーITソリューションズ株式会社)

    下島 真(九州北地区性能審査団)

    長崎総合大学 総合情報部 教授

    堂下 貴弘(北海道地区実行委員)

    リコーITソリューションズ株式会社 エンベデッドソリューション事業部 北海道開発センター ES第2開発部 第1グループ

ガレッジニアトークセッション

  • ガレッジニア部門の評価と期待

    〜何でもありのガレッジニアは何が期待されていて、どのように評価されたのか〜

    今年初開催となったガレッジニア部門の各発表内容について「ここをこうすればもっとよい」「審査員はここを評価している」を解説し、ガレッジニアへの期待内容も説明する。来年の参加に向けて方向性が見えるトークを行う。

    江口 亨(本部技術委員長)

    株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 組込みシステム技術統括部 先行技術開発部 プロジェクト部長

    小林 靖英(本部運営委員長)

    株式会社アフレル 代表取締役

モデル&企画書相談所 + クロージングパネル

審査員が交代で相談所を開設。参加者は持参したモデル図をもとに審査員と個別に対話形式で議論し、デベロッパー部門のモデリング、分析・設計、開発技術などの書き方等について、アドバイスを受けることができる。 チャンピオンシップ大会への出場者でなくとも相談を受けられるので、モデリングの初心者や具体的なケースで議論したい場合には効果的である。
クロージングパネルは、15:45から開始します。
クロージングパネル終了後に、ETフェスタが開催される展示会場へと移動します。