IoTプロが集う地域コミュニティ活動から見えてくる現状のIoTの実情と今後の展望 〜もの(Things)だけやなく、人もつながると、その先には・・・〜
「IoTの概念はわかるけど、何から手をつけたらいいの?」、「IoTって、結局おおがかりになるから、中小企業には関係ないんじゃない?」といった考えの方も多いのでは?意外とスモールスタートでうまくいっていたり、そうでなかったりと・・・
そんな中、IoT検定合格者を中心にコミュニティを形成して、互いに連携する動きが各地域で発生してきている。
そこで、IoTプロが集う地域コミュニティのメンバーに、パネルディスカッション形式で日々切磋琢磨している実情と今後のIoTの展望を考える。
パネリスト: 近森 満
IoT検定制度委員会 事務局長/株式会社サートプロ 代表取締役CEO
プロフィール
東邦電子(現沖電気コミュニケーションシステムズ)入社後、米国コンピュータトレーニング会社を経て、ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン代表取締役社長、UML教育研究所代表取締役社長など歴任。2006年、サートプロを起業し、代表取締役CEOに就任。資格認定・検定試験事業のコンサルティング、IT教育サービスの提供を中心に人材育成・教育支援事業を推進。
立ち上げたIoT検定、組込みソフトウェア技術者試験、Android技術者認定、アジャイル検定、E検定、マインドマップ検定など、公的な機関の検定から民間の認定資格まで対応し人材育成コンサルティング全般と事務局業務を実施。
最近の活動はIoT普及とIoT人材育成のため、地域の教育不足の解消のためIoT教育を啓発をする。
パネリスト: 山口 透
株式会社エムティブレイン 代表取締役
プロフィール
シャープビジネスソリューション(シャープのITシステム販売会社)にて、業務改善を指導するITコンサルタント、システム構築のプロジェクトマネージャーとして、大企業から中小企業までのシステム提案と導入を行う。
2015年10月に個人創業、2017年11月から「経営とITと人材育成」のコンサルティング業を中心とする株式会社 エムティブレインを設立。中期経営計画策定、IT戦略企画、システム導入前の業務改善、ITやIoTを絡めた新サービス開発を得意とする。中小企業診断士、ITコーディネータ、ITストラテジスト、大阪府IoT推進ラボ事業 IoT診断員
パネリスト: 田代 博之
ミカサ商事株式会社 IoTソリューション事業推進部 アシスタントマネージャー
プロフィール
大学卒業後、不動産仲介会社、開発受託会社で営業のキャリアを積んだ後、ミカサ商事㈱に入社。クラウド事業、RFID事業を経て、IoTソリューション事業に従事。
エレクトロニクスの総合商社の強みを活かし、顧客の課題や要望にあわせた最適なシステムをコーディネートし、実証実験からデータ利活用までのトータルソリューションを展開中。中小企業診断士。
パネリスト: 辻野 一郎
大阪府中小企業支援室 総括主査
プロフィール
1984年大阪府入庁。時に日本語ワードプロセッサーの黎明期、行政のデジタル化に直面、関西国際空港関連事業で業務のOA化を担当。
また、電子入札システムの開発・導入をはじめ、大阪府の基幹的システムの運用に携わる一方、大阪マラソンなどのビッグイベントにおいて、多様なセクターと行政の協働事業を経験。2017年からは大阪府IoT推進Lab事業の創設に関わり、ヒトとモノ、企業をつなぐ役割を担い、IoT先進企業と交流を深めている。
モデレータ: 松尾 圭浩
株式会社富士通ラーニングメディア 西日本ソリューション部/ETロボコン関西地区事務局局長/ET West実行委員
プロフィール
1994年大阪府立工業高等専門学校電気工学科卒業。社内業務システムの開発、運用に従事。2000年(株)富士通ラーニングメディアに入社し、組込み系、オブジェクト指向開発系などのIT講習会の講師として従事。
著書に『標準テキスト組込みプログラミング〜ハードウェア編〜、〜ソフトウェア編〜』などがある。
現在は、ETロボコン関西地区事務局局長、ET WEST実行委員として、初級組込み技術者の教育支援を行う傍ら、 元IBM Championsとして趣味のNotes/Dominoを使い倒す毎日である。