RADゲームツールズ(ブース:C-40)
「ビンクビデオ」ゲームソフト開発で高い評価
電子看板などへ提案
先進技術を用いたアルファチャネル
動画処理を実現
RADゲームツールズは米国ワシントン州に本拠を置く、ゲーム制作ツールおよびミドルウエアベンダー。ゲームやアミューズメント機器向け動画の圧縮・解凍・再生を行うツールをSDK(ソフトウエア開発キット)として提供している。
88年の設立以来、ゲームやアミューズメント機器に関するソフトとハード両面の開発を幅広くサポートしてきた。08年には日本オフィスを開設。日本市場では、ゲームやアミューズメント分野のみならず、デジタルサイネージなどへの応用展開を目指し活動している。
今回のET2015は、そうした新分野への製品紹介や知名度アップを目的に出展する。米国のアミューズメント機器で採用されているコンテンツのデモのほか、サイネージやトレインビューのコンテンツ作成に最適なツールなどを紹介する。
同社の主力製品「ビンク(Bink)ビデオ」は、ゲームやアミューズメント機器で広く採用されているツール。ビデオコーデックに必要な機能を完備するとともに幅広い機能を備え、ゲーム開発者は短時間での実装・再生を行うことができる。
同製品のバージョン2・5では、ゲーム開発において必須の技術となる「アルファブレンド」(別々に描かれた背景とキャラクタを合成する技術)を強力にサポート。小さなファイルサイズで従来と同等の高画質を得られる。これによりビデオの解凍がより速くなり、格納サイズを小さく保持することが可能。解凍再生に要するCPU負荷も小さく抑えられる。
同社は、ゲームソフト開発で高い評価を得ている同製品をデジタルサイネージなどのコンテンツ開発向けに提案し、新分野でのビジネス拡大を目指す。
そのほか、アプリケーションのパフォーマンスを計測し、可視化するツール「テレメトリー(Telemetry)」も紹介する。アプリケーションの動作が遅くなった際の原因を解明する用途に最適で、開発の効率化などに貢献する。
(電波新聞 2015年11月11日掲載記事より転載)
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