E-4
11月20日(水)
15:00〜15:45
展示会場内 セミナー会場A
半導体回路に隠された『不審な回路』を素早く検出 ハードウェアトロイ検出ツール 「HTfinder」
総務省は、2020年に全世界で400億個を超えるIoTデバイスが稼動すると予測しています。また数だけでなくIoTデバイスは今以上に多様化していくことが見込まれるため、ハードウェアに対するセキュリティ対策も改めて検討する必要があるでしょう。近年、ICチップの一部に悪意のある回路として組み込まれた“ハードウェアトロイ”の脅威が深刻化しています。ハードウェアトロイは、ICチップに不正な機能を付加し、利用者が想定していない動作を引き起こします。東芝情報システムは早稲田大学と共同で、回路設計工程で組み込まれるハードウェアトロイの検出ツールを開発しました。本セッションでは、ハードウェアトロイの脅威とその対策、そしてハードウェアセキュリティの今後についてお話しいたします。
永田 真一
東芝情報システム株式会社 LSIソリューション事業部 商品企画部 主務
プロフィール
1994年 東芝情報システム株式会社に入社。LSIソリューション事業部にてASICライブラリ開発に従事。その後、レイアウト設計、メモリ設計などを経験し、2019年からは早稲田大学との共同研究「ハードウェアトロイ検知技術」の開発に従事している。