10:30〜11:00 構想設計による手戻りゼロ設計事例と企業連携の取り組み 複合機エレキの構想段階で広がる協調設計の輪
RICOHでは、LSI・パッケージ・ボードを俯瞰した構想設計の環境を、GemPackageで構築し、設計手戻りの削減を達成しています。今回は、GemPackageを活用したSI/PI/EMI解析への適用事例のご紹介とさらなる協調を目指した社外との連携の取り組みについてご紹介します。
中根 信夫
株式会社リコー オフィスプリンティング事業本部 SP事業センター スペシャリスト
プロフィール
11:00〜11:20 プライベート・クラウド技術を活用した協調設計環境の展開 セキュリティを高めたクラウドベース設計環境の実現
クラウド技術を活用して構築されたエンジニア向けのテレワークスに対応したLSIや電子機器設計環境について、オンプレミス(イントラネット)、パブリック・クラウドとの違いを簡潔に紹介
井上 善雄
株式会社CDC研究所 代表取締役
プロフィール
1984年 三菱電機株式会社 入社
北伊丹製作所にてゲートアレイ設計を担当
1992年 三菱電機アメリカへ出向。高速SoC向けEDA設計システムの開発をEDAベンダと行うと共に、設計手法の展開を行う
2003年 ルネサステクノロジへ転籍後、ルネサスエレクトロニクスに従事し、2011年退職
2016年 株式会社CDC研究所 代表取締役
11:20〜11:40 協調設計のための物理構想設計環境 企業間のPCB/PKG構想データ交換はここまできた
LSI/PKG/ボードがすべてが「柔らかい」状態にある機器構想段階において、システム各部の概略配置や信号割り当てをどのように検討すればよいか、また、検討した情報を協力企業間で共有する際の注意点などについて解説します。
村田 洋
株式会社ジェム・デザイン・テクノロジーズ 代表取締役
プロフィール
11:40〜12:00 UML to RTL技術によるIP/LSI設計の実際 設計データのメンテナンスや再利用性が向上、協調設計にも有用
ロボットやエッジ・IoT機器などの開発において、品質と安全性の向上や付加価値の創造は必須です。現場の働き方改革を進めつつ、これらを実現するにはエンジニアの設計生産性の向上が必要不可欠です。
今回、開発の設計生産性をどう高めれば良いのか、実際に設計ドキュメントの質を高め、仕様の共有化だけでなく、メンテナンスや再利用性が向上する設計例をもとに技術や有用性などを紹介します。
松本 義裕
オーバートーン株式会社 事業企画部 部長
プロフィール
大学を卒業後、通信装置メーカに入社し次世代通信装置開発における通信処理の研究からASIC/FPGA/電気回路の設計担当及びプロジェクトリーダーや組込機器メーカにおけるプリンタ開発におけるマネージャー、2002年から外資系半導体商社でのマーケティングや設計コンサルティングを含む受託開発ビジネスの事業責任者の経験を活かし、2010年10月オーバートーンのマーケティングや事業戦略及び計画の立案などの経営に参画、現在に至る。
12:00〜12:20 自動生成ツールでここまでできる! FPGAの協調設計と検証 テストベンチもアサーションも簡単生成! 設計効率化と品質向上の術をご紹介
FPGAの検証は近年ますます大規模かつ複雑さが増し、機能検証の重要性が増しております。
機能検証においてシミュレータだけを使うのではなく、他のツールと協調検証することが設計効率化と品質向上のカギとなります。
本セッションでは機能検証の自動化及び、シミュレーションとは異なる新しい検証方法をご提案いたします。
野村 朋聡
CMエンジニアリング株式会社 デザインサービス事業部 設計・検証サービス部 マネージャ
プロフィール
1997年-2003年まで、半導体商社にてASIC開発に従事し、VHDL、DFT、STA、論理合成による設計手法を経験。
その後、画像系、モータ制御系LSI向けのモジュール開発、大規模SoCの開発に携わり、SystemVerilog/UVMでのランダム検証、PSLやSVAでのアサーションベース検証など第三者視点での検証業務を実施。
12:20〜12:40 協調設計で簡単構築 FPGAプロトタイプシステム
上位設計環境で作成された、SW/HWのうち、HWの部分はRTLに変換が出来ます。弊社のシステムは、そのRTLを受け取ればごく簡単にFPGAに落とし込むことが可能です。 本セッションではFPGAプロトタイプの構築手順をご説明致します。
辻 智之
S2Cジャパン株式会社 代表取締役
プロフィール
12:40〜13:00 HW/SW協調設計における組込ソフトウェアの検証 SystemCによるソフトウェア実機レス仮想検証の効果
システム開発において要求される機能はますます高度化・複雑化が進み、ハードウェア開発とソフトウェア開発を協調させることが重要になっている。
自動車用機能安全規格ISO26262の適合、その検証に不可欠な故障注入などの課題解決に向けて、両者の役割分担を明確にするとともに、実装・検証フェーズを合わせることが求められている。
その解決手段の一つとして導入が進んでいるシミュレータを活用した仮想検証について、ソフトウェア開発側からみた効果と課題について解説する。
本垰 秀昭
株式会社インターバディ 代表取締役
プロフィール
1980年、株式会社トウール社入社、EDAツール開発、組込ソフト開発に従事
2002年、TOOL株式会社代表取締役社長、高速レイアウトビューアの開発及び事業化
2015年、株式会社インターバディ設立、代表取締役(現任)、電子設計、組込ソフト向けソリューションを展開
ETカンファレンス委員会、仮想マイコン応用推進協議会、日本EDAベンチャー連絡会等にて活動中