13:30〜16:00
エッジコンピューティング時代に求められるもの
組込み機器がインターネットに接続され始めたのが90年代後半。当時接続するのに手一杯だった処理能力は20年が経過し劇的に向上した。クラウド側ではなく生活に密着した実空間(端末側・エッジ側)で高度な処理が出来ることは「リアルタイム性や信頼性の確保、通信料の節約」など意味は大きい。この時代に求められるボードコンピュータや開発環境はどのようなものなのか。組込み/AI/IoT/エッジの関係から考えてみたい。
根木勝彦
UCサロン 代表
プロフィール
1960年兵庫県生まれ。小学生のころ先生に「1日2時間以上テレビを見ている人いますか?」と問われて手をあげる。ただし見ていたのはテレビの内部。1982年関西大学工学部卒業後、日本電気(NEC)に入社。電子機器やIT機器に搭載するCPU(プロセッサ)などの設計・開発に従事。モノがネットに接続される時代を予見して2003年に企業の枠を越えた交流の場(UCサロン)を開設。
2011年独立。組込み業界の活性化を目指し活動中。
14:20〜15:05 IoT端末の可能性を広げる組込みAIの開発手法
※事務局の誤りにより、招待状記載のタイトルから訂正させていただきました。
第3次AI(人工知能)ブームにより、身の回りにAIが普及しつつある。IoT端末にAIを導入する技術が確立されたことで、複数のAIをクラウドから端末側まで最適なレイヤへ分散する概念が広まってきている一方、実際のIoT端末上で動作するAIの開発には、未だ課題が残っている。本講演では、マイコンおよびマイコン開発ボードをベースに、このような課題に対応するためのソリューションについて解説する。
木村 崇志
STマイクロエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ & デジタル製品グループ
プロフィール
2013年、STマイクロエレクトロニクス株式会社に入社。営業として多数の顧客サポートを経た後、現在は汎用マイクロコントローラのマーケティングに従事。コンシューマ機器から産業機器までを含む、幅広いIoT分野向けに、マイコンならびにマイコンを中心としたソリューションの提案・サポートを行う。
15:10〜15:55 一般市販ボードの種類及び、活用方法
樫平 扶
フラットーク株式会社 代表取締役社長
プロフィール