ET & IoT Technology 2019
IPA-1
1120日(水)
13:00〜15:00
アネックスホール[F202]

13:00〜13:20 組込みDXに向けたJASAの取組み 第4次産業革命の時代に、組込み業界の課題とJASAとしての取組み

第4次産業革命の時代に、世界中で生き残りをかけて、様々な施策が出されている。組込み業界に於いても、自動運転などの車の製造から、MaaSといわれるインフラとの連携などが注目を集め、さらに5Gの普及でますますIoTが浸透が予想される。従来のテリトリではカバーしきれない事業が増え、GAFAを筆頭に、クラウド、ビッグデータ、AI、IoTと業界が大きく変革している。経済産業省の進めるSociety 5.0、DXの動きに呼応した、JASAとしての方針、施策を提案する。

武部 桂史

一般社団法人組込みシステム技術協会 専務理事

2018年よりJASA 専務理事
技術士

13:20〜13:50 組込み/IoT産業におけるDXの課題とIPAの取組み

IoT,ビッグデータ、AIなどの実用化に伴い、これまでの社会の在り方を覆すような社会変革、デジタルトランスフォーションが進みつつある。これを受けてIPAではIT社会や先端技術の動向に関する情報収集・調査・分析し、それを元にした指針の策定・ガイドライン公開・IT利活用のための基盤構築を進める取り組みを進めている。今回はデジタルトランスフォーションの動向と組込み/IoT分野の課題、IPAの取り組みを紹介する。

片岡 晃

独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター センター長

プロフィール

日産自動車でエンジン制御システムの開発などに携わった後、パナソニックに入社。コンピュータ製品の企画、開発に従事した後、コンピュータ事業部門のSE責任者を経て、全社ICT関連の事業創造総括責任者、関連IT会社の事業部長、経営会議メンバーなどを歴任。
2012年よりIPAで勤務。イノベーション人材センター長として「未踏」、「セキュリティ・キャンプ」などの人材育成事業を担当。その後、「産業サイバーセキュリティセンター」副センター長、「ソフトウェア高信頼化センター」所長を経て、2018年7月より「社会基盤センター」センター長。

13:50〜14:20 最新版「組込みソフトウェア開発データ白書」でわかる組込みソフトウェア業界の実態 DX時代を生き抜くための組込みソフトウェア開発のあるべき姿を求めて

組込みソフトウェアの開発ではどのようなデータを集め、どのように分析して、どのように生産性や信頼性向上に活用しているのか。これらを向上させるキモとは何か。そしてDX時代を生き抜くときにも役立つのか。
最新版の組込みソフトウェアデータ白書では収集した約600件のデータ分析から組込み業界の開発実態を俯瞰し、生産性や信頼性に影響を与える鍵を紹介している。これはDX時代の組込み開発のあるべき姿を求める道標になる。

五味 弘

独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター 研究員

プロフィール

2019年に沖電気工業より情報処理推進機構に出向。著書に「はじめてのLisp関数型プログラミング」「IoTセキュリティ」「まるわかりAI開発最前線2018」「プログラミング言語論」「組込みJavaプログラミング入門」など。過去に三重大学や群馬工業高等専門学校、名古屋商科大学大学院非常勤講師、高度ポリテクセンターなどのセミナー講師。情報処理学会研究賞受賞。情報処理学会シニア会員、三重大学リサーチフェロー。博士(工学)。

14:20〜14:40 DX時代の組込み/IoT産業の課題と最新動向

デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が叫ばれる中、今、組込み/IoTシステム開発も従来のやり方にとらわれない革新的な取り組みを推進しないと、我が国製造業の国際競争力が急速に失われるとの危機感が高まっている。本講演では、IPAが実施した最新の調査結果から見える組込み/IoT産業の課題と組込み/IoT産業の最新動向を紹介する。

田丸 喜一郎

独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター 専門委員

プロフィール

1981年慶應義塾大学工学研究科博士課程修了(工学博士)。同年、株式会社東芝入社。半導体技術研究所、本社技術企画室などを経て、2004年よりIPAの活動に従事。現在、IPA社会基盤センター専門委員。九州工業大学情報工学部客員教授、一般社団法人WSN-ATEC理事長、一般社団法人ディペンダビリティ技術推進協会副理事長などを務める。

14:40〜15:00 「組込みセキュリティ対策の現状と取り組み」

組込みシステムのIoT対応が進み、サイバーセキュリティ対策は待ったなしとなりつつある。国策の動向も含めた現状を振り返り、対策のキモとなるソフトウェアの開発工程における脆弱性の最小化や、RoT(信頼の起点)を使った機器、サービス認証など、今後必要となる対策と方向性を解説する。

佐野 勝大

サイバートラスト株式会社 IoTビジネス推進 副社長 執行役員/JASA副会長

プロフィール

日本アイ・ビー・エム(株)を経て、マイクロソフト(現日本マイクロソフト)(株)Embedded Windows 関連製品担当後、市場戦略担当業務執行役員 兼 米Microsoft Corporation Directorを歴任。2008年より(株)MTIにて上席執行役員モバイルサービス事業本部副本部長を担当後、2008年より(株)ユビキタスAIコーポレーション(旧ユビキタス)にて取締役、代表取締役社長に就任、2019年7月より現職。JASA 理事 副会長、九州工業大学 客員教授を兼務。

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