ET & IoT Technology 2019
JG-1-1
1122日(金)
10:15〜10:45
会議センター[311+312]

状態遷移表リバースエンジニアリング抽出ツールRExSTM for C のオープンソース化

組込みシステム技術協会 応用技術調査委員会 状態遷移設計研究WGでは、2014年度よりC言語ソースコードから状態遷移表を抽出する手法とツールの開発を進めてきた。本講演では、その手法のおよび手法を実装したツールRExSTM for C について概説する。RExSTMはオープンソースソフトウェア化を進めており、その状況やダウンロード方法についても述べる。また、日頃のWGでの活動やツール開発までの議論についても紹介する。

山本 椋太

状態遷移設計研究WG / 名古屋大学

プロフィール

2017 年名古屋大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了。 現在、同大学院情報学研究科博士後期課程在学中。C言語ソースコードから状態遷移モデルを抽出する研究、自然言語処理および組込みシステム開発の研究、および高位合成を用いたFPGAによる機械学習アクセラレータの研究に従事。

JG-1-2
1122日(金)
11:00〜11:30
会議センター[311+312]

OpenELが変える組込みシステム開発

OpenEL(Open Embedded Library)とは、モータの制御やセンサの入出力等におけるソフトウェア・インタフェースを標準化した次世代の組込みシステム開発プラットフォームである。2011年からJASAが仕様策定作業を進めており、2019年現在、バージョン3.1が最新版である。
本講演では、OpenELによる組込みソフトウェアの開発方法の変化、そしてその効果について示すとともに、OpenEL 3.1の仕様、今後のロードマップ等について紹介する。

中村 憲一

OpenEL WG 主査 / アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド 代表取締役 社長

プロフィール

1996年電気通信大学電気通信学部機械制御工学科卒業。三菱スペース・ソフトウエア(株)にて海上自衛隊の護衛艦向け戦闘指揮システムの開発に従事後、日本シグナスソリューションズおよびレッドハット(株)にてGNUコンパイラ、GNUアセンブラ、GNUデバッガ、C/C++ライブラリ、リアルタイムOS、Linuxの研究・開発とサポートに従事。
2002年にUpwind Technology, Inc.を設立。現在に至る。
JASA技術本部副本部長兼Open EL WG主査。

JG-1-3
1122日(金)
11:45〜12:15
会議センター[311+312]

エッジAIの今とこれから

日々更新されるエッジAIをとりまく環境を、GPUやアクセラレータなどハードウェアと学習・推論に使われるフレームワーク、実際に使用されているユースケースを取り上げて現状を確認し、これからのエッジAI開発に必要な考え方について解説する。

中村 仁昭

AI研究WG 主査 / 株式会社Bee 最高技術責任者

プロフィール

大手SIer入社後、4bitマイコンのアセンブラからLinuxドライバ開発までを経験。その後、株式会社Beeを設立し最高技術責任者としてエッジデバイスの可能性を広げる研究開発に携っている。
また定期的にInterface誌上にて組込みAIに関して執筆。JASAではIoT技術高度化委員会のAI研究WG主査として活動中。

JG-1-4
1122日(金)
13:05〜13:35
会議センター[311+312]

アジャイルにおけるマネージメント効果

アジャイル研究会では『アジャイルな考え方』を実践し、自分たちの開発の問題点を見つけその改善を進めてきた。
今回は過去の研究会の議論およびセミナーのアンケートを振り返り、マネージメントが重要なのでは?と考えた。マネージメントに意識し、アジャイル開発を行った実例とともにその結果と考察をご紹介する。

秋谷 勤

アジャイル研究WG/東海ソフト株式会社 エンベデッド第2技術部

プロフィール

2005年東海ソフト株式会社入社。入社時から組み込み開発に従事。
多くの問題解決の実現化を行ってきた。
テスト設計コンテスト2016〜東海審査員。
JASA中部 2013〜アジャイル研究会参加。2016〜は会長を務める。

JG-1-5
1122日(金)
13:50〜14:20
会議センター[311+312]

IoT時代から見たハードウェア技術者のタスク

組込みハードウェア技術者の役割は時代とともに変わってきた。特に中小企業において、従来は顧客の仕様書に基づいたエレクトロニクス開発業務が主だったが、IoT時代のいまは顧客の求めるものが開発ではなくソリューション(製品)に変わってきたので、エレクトロニクス開発だけなく、サービスを見据えた仕様策定から、製品評価、製造、保守などと幅広い業務知識が要求さるようになってきた。
このようにステージアップして広がるハードウェア技術者の業務の一例を示す。

碇山 真悟

ハードウェア委員会 委員長 / マイクロテクノロジー株式会社 取締役 品質保証本部長

プロフィール

TOP