高精度な測位技術を活用した屋外での機器制御技術とその展望 農業機器の自動運転に見る衛星測位と応用技術
高精度な測位技術を活用し、屋外で機器を自動運転する技術が注目を集めている。講演者は長年、農業機械を自動制御し、作業を省力化、軽労化するための研究開発をリードしてきた。その実績に基づいて、農業分野をはじめとする屋外フィールドでの自動運転の環境と課題、使用される高精度衛星測位技術の概要と動向を解説する。さらに、実際の現場で出会った問題と解決策等についても紹介する。
長坂 善禎国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター 生産基盤研究領域 作業技術グループ グループ長
プロフィール
1994年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。同年農林水産省入省。農業研究センター、中央農業総合研究センター、農林水産省農林水産技術会議事務局等を経て2016年4月より現職。
農作業の省力化、農業機械の自動化の研究に従事。