VDM++をベースとしたSTAMP/STPAシミュレータの提案
STAMP/STPAを実施するにあたり、具体的なモデルや環境条件を想定し、検討を行うことは非常に有用である。しかし、これを頭の中のみで行うのはどうしても既存の概念の範囲に思考が縛られてしまい、重要な視点が抜け落ちる可能性がある。モデルや環境条件を見える化し、論理シミュレーションを併用して検討することにより、想定外を防止し、新たな気付きを促すことが期待出来る。VDM++をベースとし、GUIツールを付加したSTAMP/STPAシミュレータの試作を行ってみたので、その概要を紹介する。
積田 恵一
電力会社向け電力系統監視制御システムのソフトウェア開発に従事後、Webベースの各種システムのソフトウェア開発を行う。 JASAの安全性向上員会は2011年より参加。
組込み開発におけるセキュリティの考え方
組込み製品開発におけるセキュリティの勘所
情報セキュリティWGでの活動を通じて、組込み製品に求められる様々なセキュリティに対する課題に対する解決のため、一般的な脅威分析、脆弱性対策までの考え方を説明し、特に組込み機器開発における特有となる開発・設計の視点、留意事項に関して説明をする。
牧野 進二
株式会社日立産業制御ソリューションズ
組込み開発を25年以上の経験を持ち、ハードウェア/ソフトウェア開発のどちらの分野での開発経験を持っている。 現職では、携帯電話開発でのAndroidや車載IVI開発でのLinuxなど組込みLinuxを使った開発、マネージメントに従事し、教育・コンサルティングにも従事している。
当初講演を予定しておりました、「ロボット安全WGの活動報告」は都合により中止となりました。