ET 2018 & IoT Technology 2018
カンファレンスプログラム
CCDS CCDS IoTセキュリティセミナー
CCDS-1
11月16日(金)10:30-13:00
展示会場内 セミナー会場C

10:30-11:15 IoTセキュリティ海外動向 規制の行方

IoTセキュリティガイドラインラッシュの2016年、具体的法制化案がでてきた2017年と欧米での様々な取り組みが進行している。ISO/IEC JTC1での国際標準化の取り組み以外にも、欧米では具体的な活動が始まっている。ENISAや英国政府の担当者に直接聞いた話などを交えて、その近況を紹介する。

伊藤 公祐

一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会 (CCDS) ストラテジックアドバイザ
株式会社JVCケンウッド PSIRTリーダ

プロフィール

1993年キヤノン(株)入社、海外R&Dテーマ統括およびインターネットビジネス開発に従事。2001年慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員としてグローバルIPv6割り振りポリシ策定に参画。2005年(株)ユビテック入社。SaaS型省エネサービス事業開発および組込みセキュリティコンサルティングに従事。情報処理推進機構(IPA)とIoT時代を見据えてクルマや家電など組込みセキュリティの啓発に尽力。2008年より日本ネットワークインフォメーションセンタ(JPNIC)理事兼務。2015年重要生活機器連携セキュリティ協議会の設立に参画。専務理事として協議会運営に従事。2018年(株)JVCケンウッドPSIRTリーダおよび現ポジションにてCCDSを支援。

11:15-11:45 実践に基づく制御システムセキュリティ実現のための手順 長年のインシデントの現場での経験に基づいて構築された制御システムサイバーセキュリティ実現のための実践的手法を学ぼう

制御システムにおけるサイバーインシデントの端緒となったStuxnetの解析から、欧州などでの数多のインシデント対応の経験から現時点で考えうる最適なICSサイバーセキュリティ対策手法について実例を交えながら解説します。鍵となるのは、改竄によってどのようにビジネスへの影響を与えるか、攻撃者の視点でお伝えします。

松岡 正人

株式会社カスペルスキー CISOオフィス ビジネスディベロップメントマネージャー

プロフィール

新潟県長岡市出身の元組み込み含むソフトウェア開発者。
元ラショナルソフトウェア(日本アイ・ビー・エム)、元日本マイクロソフト、2012年7月より現職。
JNSA IoT Security WG リーダー
VEC 制御システムセキュリティ分科会主査
JaSST Tokyo 実行委員
& サイクリスト
https://www.linkedin.com/in/masatomatsuoka

11:45-12:15 海外ATMへの攻撃事例を通して見えるIoTセキュリティ対策のポイント

近年、海外ATMではサーバーフィジカル攻撃を用いた不正出金や情報漏えいが相次いでいる。その背景に十分な対策リソースを掛けられない上に内部犯行の想定も必要といった、セキュリティ的に厳しいATMの運用環境がある。これまでのATM攻撃事例の分析から、効果的な対策の考え方を紹介し、IoTセキュリティ対策を検討する上でのエッセンスとポイントについて考察する。

緒方 日佐男

一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会 (CCDS) 金融ATM WG 主査
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 トータル紙幣ソリューション事業推進本部 本部長付

プロフィール

1989年に株式会社日立製作所 中央研究所に入社し、AIや文字認識の研究に従事。2000年より日立製作所 情報機器事業部にて帳票認識技術開発に従事。2004年に日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社に入社。その後、生体認証やATMのセキュリティ対策・検証技術開発、ならびに、標準化活動に従事。重要生活機器連携セキュリティ協議会 金融ATM WG主査、SC37/WG3幹事、横浜国立大学大学院 環境情報学府 博士課程後期 松本研究室に在籍中。

12:15-13:00 注目すべきIoT脅威事例(DEFCONトピックより)(仮) 今年のDEFCONより

今年のDEFCONでみられたIoTセキュリティの脅威事例の近況を紹介し、IoTへの脅威のトレンドや応用される技術の特徴について議論する。

荻野 司

一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事
京都大学 宇宙総合学研究ユニット 特任教授
情報セキュリティ大学院大学 客員教授
ゼロワン研究所 代表社員

プロフィール

1986 年キヤノン(株)入社。中央研究所を経て、ハードウェア及びソフトウェア設計等、新製品の開発に携わる。キヤノンにてISP事業サービスの立ち上げを指揮。ファストネット(株)取締役。2003年株式会社ユビテック代表取締役社長に就任し、2005年6月に同社の上場を果たす。
また、2000 年から(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)のIP 担当理事、IPv6 普及・高度化推進協議会の設立に参画。常務理事を務めた。2014年10月、重要生活機器連携セキュリティ協議会を設立し、IoTセキュリティにおける標準化、技術開発に尽力。現在、京都大学 特任教授、2018年より情報セキュリティ大学院客員教授も兼務する。

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