ET 2018 & IoT Technology 2018
カンファレンスプログラム
EDA 電子設計・EDAトラック
EDA-1
11月16日(金)11:00-13:25
展示会場内 セミナー会場B

11:00-11:25 UML to RTL技術によるシステム開発効率化 モデルベースシステムズエンジニアリングのすすめ

近年のシステム開発は、EVやADASに対応する自動車システムに代表されるように、複雑化、高度化の一途をたどっている。開発の効率化とシステムの設計安全など信頼性を担保するためにMBSEやMBDの導入が進められている。
本発表では要求分析からRTLまでソフトウェアとハードウェアの協調設計を支援、実現する開発メソドロジ、開発ツールを紹介する。

澤村 明寛

オーバートーン株式会社 開発部 部長

プロフィール

1991年、早稲田大学電気工学科を卒業。同年、日本電気(株)入社。以来、HPCサーバ、ハイエンドサーバの開発に携わる。2013年オーバートーン(株)入社し、現在UML to RTL技術開発に従事。

11:30-11:55 UVMの概要と実践に適用する際のガイドライン UVMの理解と検証作業への応用

検証作業における生産性向上の必要性は、必然的に、汎用的・抽象的な記述を余儀なくさせる。SystemVerilogはその要望に答える言語機能を提供しているが、検証で蓄積した知識、及び、成果を再利用する為の支援環境は備えていない。UVMはその支援環境を提供する優れたパッケージである。然し、UVMの難易度は高い為、実践に適用する為の知識を得るのは容易ではない。本講演では、UVMの中枢を分かり易く解説する。

篠塚 一也

アートグラフィックス EDA 開発部 アーキテクト

プロフィール

NBC,第二精工舎を経て、1986年米国に渡り、GE Calmaに入社。以降、シリコンバレーの主要ベンダーでEDAツールの設計・開発業務に従事。2006年,日本に帰国し、自社アートグラフィックスのEDA製品開発を行っている。

12:00-12:25 組込システム開発における仮想検証、H/Wモデリングの有効性 MBD、V字モデル、ISO26262、故障注入の関係

組込システム開発において要求される機能はますます高度化・複雑化が進み、これまでの開発手法では検証が困難になっている。その解決手段の一つとして、シミュレータを活用した仮想検証の必要性が増している。自動車用機能安全規格ISO26262の適合に向け、開発のV字モデルにおけるMBD(モデルベース開発)手法の採用、その検証に不可欠な故障注入機能など、実現方法を例示しながら関係性について解説する。

本垰 秀昭

株式会社インターバディ 代表取締役

プロフィール

1980年、株式会社トウール社入社、EDAツール開発、組込ソフト開発に従事。
2002年、TOOL株式会社代表取締役社長、高速レイアウトビューアの開発及び事業化。
2015年、株式会社インターバディ設立、代表取締役(現任)、電子設計、組込ソフト向けソリューションを展開。

12:30-12:55 LPBフォーマットの活用が始まった! 半導体・セットのLPB協調設計は第4段階へ

2000年前後ガラケー時代を背景に始まった半導体関連企業間の協調設計は、その後もここ日本で着々とした進化を遂げ、現在第4段階にあると感じる。今やEDAフォーマットの国際標準化をリードするなど、最新の電子機器を生み出すためのユニークな社会的インフラとして育ってきた。本講演では、今、地味に、静かに、実用段階が始まりだした、日本発の国際EDA標準「LPBフォーマット」の概要、活用状況、これを生かすためのEDA課題などについて解説する。

村田 洋

株式会社ジェム・デザイン・テクノロジーズ 代表取締役

プロフィール

1980年金沢大電気卒。1997年JAIST博士取得(情報科学)。村田製作所にてフィルタ設計等、バークレー・JAIST・北九州市立大学にてフロアプランアルゴリズム研究等を経て、2003年GemPackage初版開発。以来協調設計にかかわり、2008年(株)ジェム・デザイン・テクノロジーズ設立、2012年よりJEITAのLPBフォーマット制定普及活動に参画、現在に至る。

13:00-13:25 IoTコンサルティングファームとしての今後の展開 IoT+ドローンの開発事例の紹介

近年、IoT、ドローン、AI+FPGAといったキーワードを用いて機器の開発に関わっているお客様は増えているが、リソースやノウハウ不足によりプロジェクトを進捗できない状況を目にする。当社はコンサルティングファームとしてこうした課題を抱えているお客様に適切なアドバイスや具体的な解決手法を提供している。また、コンサルティングのみではなく実際にモノづくりまで携わっており、今回は開発事例紹介を含む技術トレンドについて語る。

関 茂雄

ライズエイト株式会社 シニアエンジニア

プロフィール

2004年 ハード・ソフトウェア受託会社にて一貫してモノづくりに従事。
その間、IoT機器の設計~製造管理までを携わる。
2017年 ライズエイト株式会社入社し現在も設計~製造業務に従事。

TOP