JG-1
11月14日(水)13:30-14:30
会議センター[211+212]
システムズ理論によるソフトウェアの安全設計・現状と今後
自動車、列車、ロボットからプラントまで現在の工学システムはソフトウェアで安全が保たれており、そのソフトウェアはますます複雑化している。現状の安全設計法や安全規格の限界も見えており、システムズ理論による新しい安全解析法STAMP/STPAにも注目が集まっている。本講演では、ソフトウェア集約型のシステムの安全設計に焦点を当てて、その現状と今後の動向を紹介する。
余宮 尚志
株式会社東芝 研究開発本部 ソフトウェア技術センター
プロフィール
電気・電子・プログラマブル電子の機能安全(国際安全規格IEC 61508)、自動車向けの機能安全(国際安全規格ISO 26262)、自動車向けサイバーセキュリティのガイドブック(SAE J3061)等に対応した設計技術及び開発プロセスの研究開発、プロジェクト管理・開発体制の構築に関する支援と技術教育、開発プロセス監査と製品アセスメントに従事。
兼本 茂
公立大学法人 会津大学 名誉教授
プロフィール
日本原子力事業(株)、(株)東芝を経て、会津大学コンピュータ理工学部で10年間教鞭をとる。現在、JASA安全性向上委員会、IPA・IoTシステム安全性向上委員会などで活動中。原子力プラントの異常診断、組込みシステムの機能安全、システム理論による事故モデルとハザード解析などの研究に従事。JASAで組込み技術者のための安全設計入門を出版、現在、改訂版の作成を企画中。