つながる世界の安全・安心に向けて 機能安全とサイバーセキュリティの事例と標準化
IoT時代を迎えて多くの機器がインフラ設備とつながるようになった結果、組込機器や制御ソフトウェアの不具合やヒューマンエラーが予想もしない事故を起こすようになった。制御ソフトウェアの安全要求は機能安全規格、セキュリティ要求はサイバーセキュリティ規格が規定しており、さらに両者を連携するための新しい規格が作成されている。本講演では、機能安全とサイバーセキュリティの技術と標準化の動向について解説する。
神余 浩夫三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 主席技師長
プロフィール
1987年 大阪大学大学院工学研究科原子力工学修士課程修了
1987年 三菱電機(株)中央研究所 入社
2004年 同社、名古屋製作所 安全シーケンサ、安全ネットワークを開発
2011年 同社、先端技術総合研究所
制御システムおよびフィールドネットワークの安全、セキュリティ、信頼性の開発、標準化活動に従事。TUV機能安全エキスパート、NECAセーフティアセッサ。