派生開発問題解決セミナー2016 派生開発でアジャイルに対応するために何が必要か
XDDPを活用してアジャイル派生開発に挑む 変更情報を適切に活用することで混乱を回避できる
IoTの時代を前に、迅速な市場投入を旗印にアジャイル開発に取り組むケースが増えており、派生開発においても「アジャイルに取り組めないか」という要望が出ている。
しかしながら、派生開発の基本的問題を忘れて、ソースコードの変更に着手すると、思わぬところに変更の影響が出たり、終わったはずの変更をやり直すことになったりして、混乱状態に陥ってしまう。
本セッションでは、XDDPを活用したアジャイル派生開発のあり方を皆さんに紹介し、さらにその取り組みへのステップについて皆さんと議論を深めていきたい。
清水 吉男派生開発推進協議会 代表
プロフィール 1968年からソフトウェアの世界に入り、汎用機による企業システムやオンラインシステムの開発を手掛ける。途中で組み込みシステムの世界に転じ、POSシステムやICE、インクジェットプリンターなどの開発に携わる。CMMとの出会いを機に、自ら考案した要求の仕様化技法(USDM)や派生開発向けの開発プロセス(XDDP)等を元に1995年からプロセス改善のコンサルティングを開始。さらに、2010年に派生開発推進協議会を設立し、これらの普及活動に入る。
XDDPを活用して派生開発をアジャイルに取り組む方法を議論しよう
IoTの時代を迎え、ソフトウェアの開発を高品質にかつアジャイルに取り組むことに対して、市場の要求はますます高まっている。とは言っても、派生開発をアジャイルに取り組むにはソースコードの状態によっては大きな困難を伴う。派生開発推進協議会の「T06」研究会は、XDDPを活用してこの問題に対処する方法を探求することをテーマにしている。今回、研究会のメンバーを交えて、皆さんと一緒に派生開発をアジャイルに取り組む方法を議論する。
モデレーター:永田 敦ソニー株式会社 IP&S 品質保証・サービスオペレーション部門 PS-システムクオリティ部 品質エンジニアリングマネージャ
プロフィール
ソニー株式会社 品質保証部門
もともとは、ソフトウェア、ファームウェアのエンジニアでしたが、10年ほど前にソフトウェアテストやソフトウェア品質改善、ソフトウェア基礎研修
現在は、QAとしてアジャイル開発における品質改善や障害要因分析のモデレータ、社内講師を務める
社外活動:
2008年、2009年、2010年に、ソフトウェアテストシンポジウム Tokyoで発表し、2回ベストスピーカ賞受賞。
2012年 Agile Inspection Maestro のCertification取得
2011年 5WCSQ(5th World Congress of Software Quality)上海で発表
2014年6WCSQ (5h World Congress of Software Quality) Londonで発表
日科技連 ソフトウェア品質管理研究会 第7分科会副主査
派生開発推進協議会運営委員
パネリスト:前川 直也株式会社日新システムズ 未来戦略室 室長 兼 事業戦略部 主査
プロフィール 2002年にXPJUGへ参加したことをきっかけにアジャイル活動を開始。プロダクトの価値だけでなく、チームや組織の価値を高めることができるアジャイルのよさを伝えるため、企業や団体でのワークショップを中心としたセミナーや、導入のためのコンサルなどを実施している。日本コンピューター・システム(株)で業務システム開発を経験後、パナソニック(株)に転職、組込み製品の開発だけでなく、SEPGとしてのプロセス改善の推進なども経験した後、LUMIX開発現場にて、プロジェクトリーダーの立場で、アジャイル開発を推進。2015年から(株)日新システムズに転職し、未来戦略室を立ち上げ、組織改革に取組んでいる。著書に『わかりやすいアジャイル開発の教科書(ソフトバンククリエイティブ)』などがある。
パネリスト:星野 充史アンリツエンジニアリング株式会社 第二事業本部 検査分析システム技術部 システムエンジニア
プロフィール
1993年、アンリツエンジニアリング(株)に入社。Windowsアプリケーション製品や計測器、検査機の組み込みソフトウェア開発に従事。
2013年、SQiPの派生開発研究会に参加したことをきっかけとして、2014年から派生開発推進協議会(AFFORDD)の「Agile XDDP」研究会で活動中。
パネリスト:八木 将計株式会社日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 研究員
プロフィール 2008年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。同年 株式会社日立製作所入社。グループ会社を含めた社内における主に組込みソフトウェア開発改善の研究、およびその研究成果の開発現場への適用コンサルティング業務に従事。その中でXDDPやTOC(Theory of Constraints)に出逢う。TOCについては、TOC-ICO登録Jonahの資格を有する。
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