組込みシステムのためのセキュリティデザイン セーフティデザインの知見をセキュリティに活用する
組込みシステム向けセキュリティソリューションが出始めているが、それらのどれを使うかを決めるためには、どの脅威に対応するかを識別しなければならない。出来るだけ開発工程の前段階で脅威を識別することが、手戻りを減らして開発コストを下げることに貢献する。本講演では簡単な例題をベースにセーフティとセキュリティのデザインに関する似ている点、異なる点を概観し、セキュリティデザインのための脅威分析について解説する。
渥美 清隆 株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン チーフリサーチャ
昭和44年生。博士(工学)。
平成10年から静岡大学、鈴鹿高専などに勤務。静岡大学総合情報処理センターのISO27001-2(ISMS)認証取得に対応するなど、大学・高専の情報セキュリティ業務に従事する傍ら、情報セキュリティ教育に携わる。
平成27年から株式会社ラック、サイバー・グリッド・ジャパンに所属し、チーフリサーチャとして従事する。専門はIoTセキュリティで、特に企画、設計時における脅威分析に関する研究を行っている。