システム開発やソフトウェア開発の現場においては、進行中のプロジェクトのリアルタイムな見える化や、過去のプロジェクト実績の活用は十分に行われていないという実状があります。そのため、ITプロジェクトやソフトウェア開発プロセスにおいても定量的見える化の追求、新たな価値創出を行うことが重要です。 本講演では、IPA/SECが新たに公開する「組込みソフトウェア開発データ白書2017」の紹介や、定量的プロジェクト管理の重要性などソフトウェア開発に関するIPAの取組みについて講演します。
松本 隆明
IPA/SEC 所長
1978年 東京工業大学大学院修士課程 修了。同年日本電信電話公社(現NTT)に入社、オペレーティング・システムの研究開発、大規模公共システムへの導入SE、キャリア共通調達仕様の開発・標準化、情報セキュリティ技術の研究開発に従事。2002年に株式会社NTT データに移り、2003年より技術開発本部 本部長。2007年 NTTデータ先端技術株式会社常務取締役。2012年7月より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部ソフトウェア高信頼化センター(SEC)所長。博士(工学)。