IoTやAI時代になり、ソフトウェア開発では定量データ(メトリクス)に基づいた統計的な施策と管理がますます強力な武器となります。しかし運用コストの割にその効果が不明確であり、やがて定量データの運用が儀式だけになっていきます。そこでソフトウェア業界での定量データの活用状況とコスト効果に言及し、効果の高い定量データの活用術とそのコツを紹介します。最後に定量データの運用で絶対してはいけない掟を紹介します。
五味 弘
IPA/SEC 製品・制御システム高信頼化部会 委員/JEITA ソフトウェア事業基盤専門委員会 委員長/OKI情報通信事業本部 エバンジェリスト
OKI(沖電気工業)シニアスペシャリスト、エバンジェリスト、博士(工学)。IPA/SEC 委員、JEITA専門委員会委員長、情報処理学会シニア会員。三重大学非常勤講師・リサーチフェロー。著書『はじめてのLisp関数型プログラミング』、共著『まるわかり! AI開発 最前線2018』、『IoTセキュリティ』、『定量的品質予測のススメ』、『プログラミング言語論』など多数。