第8部:メトリクスの研究・実践・規格動向と日本のソフトウェア製品品質実態
〜IPA/RISE委託研究成果Waseda Software Quality Benckmark(WSQB)を含めて〜
メトリクスを実際の開発やマネジメントに役立てるためには、目標の明確化とともに、主要なメトリクスや活用方法・実態を押さえることが重要です。 本講演では、ソフトウェアの規模や品質を中心に、講演者の産学連携成果を交えてメトリクスの種類及び実践・研究動向を解説します。加えて、システム及びソフトウェア品質の国際規格ISO/IEC 25000シリーズを解説し、それを具体化することで実現したIPA/RISE委託研究「測定評価と分析を通じたソフトウェア製品品質の実態定量化および総合的品質評価枠組みの確立」の成果である品質実態Waseda Software Quality Benckmark(WSQB)を紹介します。
鷲﨑 弘宜
早稲田大学 グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所/早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科 教授/国立情報学研究所 客員教授/株式会社システム情報 取締役
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所所長・教授、国立情報学研究所客員教授、株式会社システム情報 取締役(監査等委員)。著書に『ソフトウェアパターン』『ソフトウェア品質知識体系ガイドSQuBOK Guide』、訳書に『演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎』など。IEEE CS Japan Chapter Vice-Chair, SEMAT Japan Chapter Chair, IPSJ SamurAI Coding Director, ISO/IEC/JTC1 SC7/WG20 Convenor, IEEE ICST 2017 PC Co-Chair, IEEE CSEE&T 2017 PC Co-Chair, IEEE COMPSAC 2018 Local Chair, APSEC 2018 PC Co-Chair ほか。