日本情報通信株式会社(ブース:A-13)
IoTプラットフォームサービス開発
オフィス環境改善を紹介
日本情報通信は最先端技術をベースにシステムインテグレーション、基盤構築、運用保守、クラウドサービスを含むマネージドサービスなど幅広いソリューションを提供している。
同社はこのほど、今後大きな成長が見込まれるIoT(モノのインターネット)向けに「IoTプラットフォームサービス」を開発。16年度のサービス開始を予定しており、今回のIoTテクノロジー2015でもメーン展示する。
IoTプラットフォームサービスは、センサーで収集したデータをセキュアな環境下で蓄積し、分析も可能なプラットフォームを月額レンタルで利用できるサービス。初期投資が不要で、短期間のうちにシステムを構築することができる。
センサーで集められたデータは、セキュアなSIMカード通信を通じてクラウド上に蓄積される。既に分析対象データを保持し、分析をしてみたいというユーザーに最適。多様な分野での利活用が見込まれる。
今回の展示会ではIoTプラットフォームサービスを活用したオフィス環境の改善をデモで紹介する。センサーを用いて会議室の利用状況をクラウド上に表示し、デバイスを通じて予約やキャンセルを行うことができるほか、キャンセル待ちの利用者にはキャンセル情報がウエアラブル端末に通知される。
IoTプラットフォームサービスを利用すれば、こうしたシステムを簡単に構築することができる。病院での診察待ちなどにも応用可能で、アイデア次第で幅広いサービスへと展開することができる。
多種多様な産業分野で活用できるIoTは初期投資を抑え、短期間でサービス提供開始が求められるケースも多い。同サービスはIoTで必要とされる技術を一括で提供。また、必要な時に必要な分だけの処理能力を利用できるため、柔軟に対応することができる。
同社は情報通信に関する幅広いビジネスを展開している。そこで培ったノウハウや最先端技術を用い、将来的にはIoTプラットフォームサービスのような手軽なサービスに加え、長期利用に適したサービスも提供していく方針だ。
(電波新聞 2015年11月2日掲載記事より転載)
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