クアルコムジャパン(ブース:A-09) 幅広いIoT開発に利用可能 「ドラゴンボード」提案
幅広いIoT開発に使用可能な
「ドラゴンボード410c」
クアルコムジャパンはIoT(モノのインターネット)を実現するデバイスやソリューションの開発に力を入れている。
移動体通信用デバイスのイメージが強い同社だが、IoTを構築する上で欠かせないソリューションを数多く取りそろえている。
今回のIoT2015では①ウエアラブル②スマートホーム③M2M/スマートシティ―の3分野に関わるソリューションを展示し、高い技術力を訴求する。
ウエアラブル関連のソリューションとして、IoT標準化団体「AllSeen Alliance(ASA)」が推進する「AllJoyn」を用いたネットワーク接続をデモで紹介する。
AllJoynは同社が開発したIoT向けのフレームワーク。オープンソースソフトウエア(OSS)として、多数のソースコードをライブラリにそろえており、機器に組込むだけで簡単にIoTネットワークを構築することができる。
スマートホーム向けには、8月に買収したCSR社の技術を用いたブルートゥースローエナジー(BLE)ソリューションを展示する。CSRは英国ケンブリッジを拠点とし、短距離無線関連の技術に強みを持つ。
今回はBLEを用い、メッシュネットワークを構築した「CSRメッシュ」を紹介。一対一の接続を特徴とするBLEを用いて、継続的に接続と再構成を繰り返し、データを伝送するメッシュネットワークを構築することで、家庭内の機器同士の接続を可能にする。IoTで使用されるケースの多いBLEを採用し、幅広い用途での利活用を目指す。
M2M/スマートシティ向けには、幅広いIoT機器に使用可能な開発ボード「ドラゴンボード410c」を提案する。同社のプロセッサ「スナップドラゴン410」を搭載し、Wⅰ―Fi、ブルートゥース、GPSなどをサポート。クレジットカードサイズの小型ボディーに高機能を詰め込んだ。
パートナー企業によるデモを通じて、幅広いIoT開発に利用可能な汎用性と機能の高さを訴求する。
(電波新聞 2015年11月6日掲載記事より転載)
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