【第2部】システムモデリングの新潮流:STAMP/STPA紹介 〜システム理論に基づく新しい安全解析手法〜
宇宙機システムへのSTAMP/STPA技術の適用事例紹介
ここでは、こうのとり等の実際の宇宙機設計データに対し、STAMP/STPA技術を適用した事例を用い、従来の開発手法と相違/優位な点を紹介する。あわせて本技術が抱える課題についても触れる。
石濱 直樹国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門第3研究ユニット 主任研究開発員
プロフィール 2000年(独立行政法人)宇宙航空研究開発機構の前身である宇宙開発事業団に入社。入社以来、宇宙機システムにおけるソフトウェアの信頼性・安全性向上業務(ソフトウェアの独立検証(IV&V)、高信頼性リアルタイムOSの開発、モデルベース開発の研究、搭載ソフトウェアのアーキテクチャ技術の研究等)に従事。現在、ソフトウェアエンジニアリングチーム サブリーダ。修士(工学)。
STAMPの周辺手法とツールの紹介
本発表では、事故モデルSTAMPとSTAMPに基づく分析手法STPAの周辺手法とツールを紹介する。STAMP/STPA単体でも従来の手法では発見しづらい不具合の発見に役立つが、他手法と組み合わせる取り組みも行われている。本発表では周辺手法として、STAMPの形式化とAADLとの連携について紹介する。他方、STAMP/STPA自体も作業量が多く、人間が高度な作業に集中するためには、ツールサポートは必須である。そこで、STAMP/STPAのためのツールを紹介する。
STAMP:Systems-Theoretic Accident Model and Process
STPA:STAMP based Process Analysis
AADL: Architecture Analysis and Design Language
岡本 圭史IPA/SECシステム安全性・信頼性分析手法WG委員 独立行政法人国立高等専門学校機構仙台高等専門学校 情報システム工学科 准教授
プロフィール 1993 早稲田大学理工学研究科修士課程 修了。1998 早稲田大学理工学部 助手。2004 産業技術総合研究所 システム検証研究センター 特別研究員。2011 仙台高等専門学校 総合科学系 准教授。2013 仙台高等専門学校 情報システム工学科 准教授。現在に至る。形式手法と数理論理学に関する研究に従事。2014年石田實記念財団研究奨励賞。日本ソフトウェア科学会,日本数学会各会員。博士(理学)。
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