モビリティ
自動制御、コネクティビティなど、次世代モビリティ技術の最新動向を解説するセミナー。
※カンファレンスのご視聴にも登録が必要です。(視聴するセッションの選択は不要です)
ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーションの実現を目指して
超学際移動イノベーションとは、異なる分野の専門家が集まってチームを作り、新しい「モビリティ」の構築により、社会変革を実現することを指しています。名古屋大学では、社会変革によって、様々な立場や世代のライフスタイル革命を実現するための人材育成を開始しています。この講演では、情報化・EV化などにより、モビリティが大きく変わろうとしている現代において、その将来の方向性について、いくつかの事例を通じて紹介します。
2週目
11月24日(火)〜
-
11/24(火)
14:00〜
-
11/25(水)
16:00〜
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11/27(金)
10:00〜
名古屋大学
未来社会創造機構 教授
株式会社ティアフォー
取締役
河口 信夫
名古屋大学助手・准教授等を経て2009年より名古屋大学教授。専門は位置情報サービス,ユビキタス・コンピューティング,行動センシングなど。自動運転の大学発ベンチャーTierIVに加え, 位置情報サービスのためのNPO法人Lisraを設立し,先端的な情報技術の実社会への適用を目指し,様々な活動を推進している。
Beyondコロナ時代のMaaS戦略
コロナ禍においては、新たなモビリティサービスの戦略の見直しが余儀なくされています。
本講演では、世界のMaaSプレイヤーの最新の動向、パンデミックと果敢に闘う人々に焦点を充て、この間の取り組みを紹介します。
また、Withコロナ時代において、安全安心を支援するMaaSの戦略やポイントを解説します。
2週目
11月24日(火)〜
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11/25(水)
14:30〜
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11/26(木)
11:30〜
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11/27(金)
17:30〜
一般財団法人計量計画研究所
理事
牧村 和彦
モビリティデザイナー。東京大学 博士(工学)。
筑波大学客員教授、神戸大学客員教授。
都市・交通のシンクタンクに従事し、将来のモビリティビジョンを描くスペシャリストとして活動。内閣官房未来投資会議、官民連携協議会などに参加。経産省スマートモビリティ推進協議会企画運営委員他。
代表的な著書に、「MaaS〜モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ(日経BP、共著)」、「Beyond MaaS〜日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―(日経BP、共著)」等多数。
自動車の自動運転の取り組み 2020年実用化と今後の活動
10年以上自動運転の研究開発に携わってきたアカデミア研究者が、自身の知見を軸とした独立的な立場で、自動運転の研究事例に基づき、自動運転が持つ可能性について解説しながら、当該分野を取り巻く現状と課題、今後の技術的方向性について論じる。
4週目
12月7日(月)〜
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12/9(水)
10:30〜
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12/10(木)
13:30〜
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12/11(金)
16:00〜
群馬大学
准教授
次世代モビリティ社会実装研究センター
副センター長
小木津 武樹
慶應義塾大学環境情報学部に入学後、同大学大学院政策・メディア研究科にて修士課程、後期博士課程を修了。博士(学術)。2014 年 4 月から2016 年 1 月まで東京理科大学理工学部機械工学科助教。同年 2 月から 2017 年 7 月まで群馬大学大学院理工学府助教。2016 年 12 月から群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長、2017 年 8 月から同大学院理工学府准教授。大学時代から一貫して自動車の自動運転に関する研究活動を推進。自動運転の実証実験や実車デモの経験が多数ある。
自動運転バス実用化 BOLDLY(ボードリー)の取り組みについて
4週目
12月7日(月)〜
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12/7(月)
10:30〜
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12/9(水)
16:30〜
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12/11(金)
14:30〜
BOLDLY株式会社
市場創生部 技術推進課
長橋 愛
タクシー × IoT の目指すべき姿
Mobility Technologiesはタクシーアプリ「Go」やAI活用の次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」など、様々なモビリティサービスを展開しています。それらのサービスで搭載されたIoTデバイスは車両接続され、確実なデータを送信する必要があります。大規模な台数を運用する中で得られる機能やデータ、移動体としてのリアルな実態を紹介します。
3週目
11月30日(月)〜
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11/30(月)
11:00〜
-
12/2(水)
10:30〜
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12/4(金)
15:30〜
株式会社Mobility Technologies
開発本部ハードウェア開発部 部長
青木 亮祐
電気自動車やハイブリッド車向けセンサなどの開発や海外工場の立ち上げなどを経験し、2015年JapanTaxi(現Mobility Technologies)に入社。ドライブレコーダーや配車システムなどを開発し、車載機のネットワーク化をいち早く実現。現在はモビリティ全般のハードウェア開発を行い、システムの最適化を目指す。
自動運転社会におけるHuman AI Interactionに必須の人間中心設計
スーパーシティ/スマートシティ レファレンスアーキテクチャに示されているように、自動運転社会のサービスを利用者に循環的に提供するためには、技術/データ連携と合わせて人間中心アプローチ(Human Centered Design / 体験デザイン)による都市マネジメントが欠かせません。HCD-Netでは委員会を設置しこの命題と取り組み、今週は3人の講師により以下について解説します。
・自動運転社会における HAIIと「責任の境界」を議論する
・人間中心設計が航空機の操縦システムに取り入れられた理由〜自動運転との共通課題〜
・自動運転公共バスの社会受容性を促す「外向けHMI」とHCDプロセスアプローチ
1週目
11月16日(月)〜
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11/16(月)
12:30〜
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11/18(水)
10:30〜
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11/19(木)
15:30〜
株式会社U’eyes Design
取締役会長
特定非営利活動法人人間中心設計推進機構
ビジネス支援事業部 自動運転社会におけるHAII検討委員会 委員長
鱗原 晴彦
1982年 金沢美術工芸大学 工業デザイン科卒業。
2001年 U’eyes Design設立 代表取締役就任
2005年 HCD-Net初代理事長に就任(事務局長兼務)
2015年 HCD-Net第三代理事長(財務担当理事、ビジネス支援事業部長兼務)
2019年 U'eyes Design取締役会長
内閣官房による電子政府ユーザビリティガイドライン検討会にオブザーバ参画。経済産業省委員会、IPA/SEC各委員会、筑波大学大学院、首都大学講師、組込みシステム開発技術展 専門セミナーなど講演多数。
「ユーザーとシステムのインタフェース」に関する研究及び商品化支援活動、「U-business」の普及啓蒙を目指す。目に見えない操作性を「見える化」し、商品のユーザビリティ向上に30年間従事、 車載HMI、カーナビ、携帯電話、デジタルカメラ、スマホなどのほか、業務系システムの使いやすさ構築/UX/DXに取り組む。
開発マンのHCDスキルアップのための活動や、SQuaRE ISO25000シリーズ「利用時の品質」を高めるために有効なプロセス研究および実現のための具体的なアクションを展開している。
人間中心設計が航空機の操縦システムに取り入れられた理由 自動運転との共通課題
自動車に先立って航空機においてもワークロードの低減、安全性と経済性の向上を目的としてシステムの自動化が進められてきました。一方その過程で航空機事故の70%以上がヒューマンエラーに起因する事故としてクローズアップされ、その原因究明と対策に人間中心設計が大きな役割を果たしてきました。
これらには自動運転車両による事故を予見するものも多く、人と機械がシステムとして相互作用を及ぼす状況での安全性を考察するうえで重要な示唆を包含しています。両者を対比することによって自動化技術の議論が先行する中で見落とされがちな課題を示し、自動化システムを提供する側の責任として考慮すべき課題と指針を共有します。
1週目
11月16日(月)〜
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11/16(月)
13:00〜
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11/18(水)
11:00〜
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11/19(木)
16:00〜
三菱重工業株式会社
技術戦略推進室 先進デザインセンター 主席研究員
特定非営利活動法人人間中心設計推進機構
ビジネス支援事業部 自動運転社会におけるHAII検討委員会
仲谷 尚郁
1987年 千葉大学工学部工業意匠学科卒業、1989年 千葉大学工学研究科修士課程人間工学専攻修了。
1989年 三菱重工業株式会社入社、名古屋研究所デザインセンター長を経て、現在に至る。同社ヒューマンインタフェース技術分野リーダー。
陸・海・空・宇宙まで多様な製品を対象として主に監視・操作・操縦システムのヒューマンマシンインタフェース(HMI)開発及びデザイン開発に従事。旅客機開発プロジェクトではフライトデッキ及び客室の基本設計・HMI設計・デザイン開発、ヒューマンファクター関連規定認証プロセス構築を担当。近年、VRデザインレビュー、技能伝承、イノベーションデザイン論など暗黙知の形式知化や創造性に関するテーマにも取り組む。
北陸先端科学技術大学院大学インダストリアルアドバイザー・産学連携客員教授。日本人間工学会会員・認定人間工学専門家、HCD-Net会員・人間中心設計専門家、日本デザイン学会会員。
自動運転公共バスの社会受容性を促す「外向けHMI」とHCDプロセスアプローチ
MaaSの代表事例のひとつとして、自動運転公共バスは、様々な実証実験が行われ、低速度領域における商用サービスが始まろうとしています。自動運転公共バスの安全な運行を実現するためには、自動運転車の社会受容性が高まり、譲り合いの行動が自然に生じるようなリスクコミュニケーションが理想と言えます。また自動運転車の運行に際して起こり得る事故に対する責任の境界を議論することが、人とAIシステムが共存しやすい環境づくりに重要な役割を果たすことになり、コミュニケーション手段である「外向けHMI」のあるべき姿を探ることにも繋がります。本活動では利用者視点に立ったアプローチで自動運転社会の未来を考えていきます。
1週目
11月16日(月)〜
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11/16(月)
13:30〜
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11/18(水)
11:30〜
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11/19(木)
16:30〜
株式会社明電舎
営業企画本部 推進部 デザイン室 参与
特定非営利活動法人人間中心設計推進機構
ビジネス支援事業部 自動運転社会におけるHAII検討委員会 理事 事業部長
山口 恒久
1982年 多摩美術大学デザイン科立体デザイン学科卒業。
同年 株式会社明電舎入社、コンピュータ関連製品、インフラ関連システムの機器デザイン・UIデザインに従事。
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構理事・ビジネス支援事業部長、プロダクトデザイナー、認定HCD専門家。
モビリティサービス開発のオープン開発に向けて プログラミングトイ環境のご提案
100年に一度の大変革を迎える自動車産業において、新たなモビリティ社会の実現に向け、CASE ( Connected / Autonomous / Service / Electric ) と言われる技術領域が注目されている。特に Connected 分野では、これまで自動車産業を支えてきた組み込みソフトウェア技術とクラウドソフトウェア技術の融合が大きな課題となっている。本講演ではその解決に向けたオープンな取り組みについて紹介する。
4週目
12月7日(月)〜
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12/8(火)
12:00〜
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12/10(木)
10:00〜
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12/11(金)
13:00〜
株式会社デンソー
コネクティッドシステム開発室長
梶岡 繁
株式会社エクスモーション
コンサルティング本部・コンサルタント
庄司 順和
MaaS/モビリティが生み出す新たなビジネスの可能性
近年、自動車業界、通信業界、都市計画を含んでホットワードとなっているMaaS。欧州からコンセプトが発信され、世界中で実装が始まる中日本国内でも実証実験や多くのMaaSプロジェクトが進展しています。その動向および今後の展開について、特にそこに必要なテクノロジーや新事業、関連技術について講演を行う。
4週目
12月7日(月)〜
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12/8(火)
11:00〜
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12/10(木)
14:00〜
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12/11(金)
15:30〜
株式会社MaaS Tech Japan
代表取締役社長
日高 洋祐
2005年、鉄道会社に入社。ICTを活用したスマートフォンアプリの開発や公共交通連携プロジェクト、モビリティ戦略策定などの業務に従事。14年、東京大学学際情報学府博士課程において、日本版MaaSの社会実装に向けて国内外の調査や実証実験の実施により、MaaSの社会実装に資する提言をまとめる。現在は、MaaS Tech Japanを立ち上げ、MaaSプラットフォーム事業などを行う。国内外のMaaSプレーヤーと積極的に交流し、日本国内での価値あるMaaSの実現を目指す。共著に『MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ』(日経BP社)がある。
つながるクルマと情報プラットフォーム
この講演では、つながるクルマの全体像と提供するサービスについて概観した後、つながるクルマが組込みシステムに及ぼす影響について説明する。
また、つながるクルマの情報プラットフォームとして、どのような範囲を考えるべきかについて整理し、その1つであるダイナミックについて、その存在意義や、名古屋大学における研究活動について説明する。
4週目
12月7日(月)〜
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12/8(火)
16:00〜
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12/9(水)
12:00〜
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12/11(金)
16:30〜
名古屋大学
未来社会創造機構 モビリティ社会研究所・教授
名古屋大学大学院情報学研究科
附属組込みシステム研究センター長
高田 広章
名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所教授。同大学大学院情報学研究科教授・附属組込みシステム研究センター長を兼務。東京大学助手、豊橋技術科学大学助教授等を経て、2003年より名古屋大学教授。2014年より現職。
博士(理学)。組込みシステム開発技術の研究に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。名古屋大学発ベンチャ企業APTJ(株)を設立し、その代表を務める。