テクニカル
第一線で活躍するのキーパーソンが60分じっくり解説する技術セミナー。
※カンファレンスのご視聴にも登録が必要です。(視聴するセッションの選択は不要です)
デジタルビジネスの潮流とアジャイル開発 ビジネスとエンジニアの協働チームづくり
ソフトウェア開発手法としてメインストリームになってきたアジャイル開発が、日本でも活発に導入されるようになってきました。本講演では、デジタル時代にマッチしたこの手法が現れてきたビジネス的背景を説明し、野中理論を元にした「スクラム」を例に技術的特徴、事例、ウォーターフォールとの比較などについて、やさしく解説します。また、コロナ禍においてのデジタルコミュニケーションについても考えたいと思います。
1週目
11月16日(月)〜
-
11/17(火)
13:00〜
-
11/18(水)
16:00〜
-
11/19(木)
13:00〜
株式会社永和システムマネジメント
代表取締役社長
株式会社チェンジビジョン
CTO
平鍋 健児
株式会社永和システムマネジメント代表取締役社長、株式会社チェンジビジョンCTO、Scrum Inc. Japan 取締役
オブジェクト指向設計、組込みシステム開発、アジャイル開発を推進。
現在、国内外で、モチベーション中心チームづくり、アジャイル開発の普及に努める。
ソフトウェアづくりの現場をより生産的に、協調的に、創造的に、そしてなにより、楽しく変えたいと考えている。
2009 年から10年開催している、アジャイルジャパン初代実行委員長。
著書『アジャイル開発とスクラム〜顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』、翻訳『リーン開発の本質』、『アジャイルプロジェクトマネジメント』など多数。
ソフトウェアの品質とメトリクス GQM, 品質実態, オープンソース
組込みソフトウェアの着実な品質改善のためには、目的に沿って定義されたメトリクスによる測定評価が不可欠です。
本講演では、ソフトウェアの品質の概念と、組込みソフトウェア開発において有用なメトリクスを解説します。
またその定義と活用に有用なゴール指向の枠組みであるGQMとその組織レベルの展開GQM+Strategiesを解説します。
加えて、活用における留意事項として、国際規格に基づいた品質ベンチマーク、ならびに、オープンソース利活用における品質の留意点をあわせて解説します。
2週目
11月24日(火)〜
-
11/24(火)
14:30〜
-
11/26(木)
16:30〜
-
11/27(金)
11:30〜
早稲田大学
教授
国立情報学研究所
客員教授
株式会社システム情報
取締役(監査等委員)
株式会社エクスモーション
社外取締役
鷲崎 弘宜
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所所長・教授、国立情 報学研究所 客員教授、株式会社システム情報 取締役(監査等委員)、株式会社 エクスモーション 社外取締役。文部科学省社会人教育事業enPiT-Proスマートエ スイー事業責任者。アジャイル品質パターンQA2AQ編纂、SE4BS(Software Engineering for Business and Society)展開。著書・監修に『ソフトウェア品 質知識体系ガイドSQuBOK Guide V3』『Scratchでたのしく学ぶプログラミング的 思考』『ソフトウェアパターン』、訳書に『演習で学ぶソフトウエアメトリクス の基礎』『モダン・ソフトウェアエンジニアリング』『ゴール&ストラテジ入門: 残念なシステムの無くし方』など。
学びの場へようこそ!「組込みソフトウェア開発技術の基礎」
本講演では、組込みソフトウェア開発において、昔ながらに変わらぬ重要な基本概念と実装方法について解説する。
組込みソフトウェア開発を行うには、I/Oマップ、割込み、ROM化、スタックなど組込みシステム特有の概念を知り、扱うための基礎技術が必須である。それらを紹介した上で、C言語を利用した組込みソフトウェア開発の実装方法について解説する。
初心者の方も、IoTに興味がある方も、組込みソフトウェア開発の基礎を一緒に学習するこの「学びの場」を覗いてみてください。
クロス開発、エンディアン、メモリマップ、ビットアサイン表、割込みベクタテーブル、ROM化。どれか一つでも不明なものがあったら、当“学びの場”へお越しください。
2週目
11月24日(火)〜
-
11/25(水)
15:00〜
-
11/26(木)
12:00〜
-
11/27(金)
16:00〜
株式会社富士通ラーニングメディア
西日本ソリューション部
松尾 圭浩
1994年大阪府立工業高等専門学校電気工学科卒業。社内業務システムの開発、運用に従事。2000年(株)富士通ラーニングメディアに入社し、組込み、オブジェクト指向開発、運用管理、ネットワークなどのIT講習会の講師として従事。
著書に『標準テキスト組込みプログラミング〜ハードウェア編〜、〜ソフトウェア編〜』などがある。
現在は、ETロボコン関西地区事務局局長、IoT検定ユーザー試験開発WGメンバー、ET&IoT Technology West 大阪ワーキングメンバーとして、初級組込み技術者の教育支援を行う傍ら、 自らも資格取得を精力的に行い、一生勉強の精神で突き進んでいる。
ソフトウェアメトリクスの測定精度の課題にどう対処するか
メトリクスを活用して現場で起きている問題兆候を検知し、適切なマネジメントが求められる。しかしながら、データ分析結果から、目標と実績の誤差範囲の違いで一喜一憂したり、重大な悪化兆候を見過ごし後で痛い目に会うなど、メトリクスを有効活用しきれていない組織も多い。
本セッションでは、メトリクスの測定精度の課題を克服し、データから品質悪化の兆候や改善の効果等を読み取るための統計手法の基礎を学ぶ。
初心者でも理解できるように数式は用いず直観的に、かつ、現場ですぐ活用できるように実践的な例を用いて解説する。
1週目
11月16日(月)〜
-
11/17(火)
16:00〜
-
11/18(水)
14:30〜
-
11/20(金)
14:30〜
ヤマハ株式会社
品質保証部 グローバル品質戦略G
小池 利和
SEPG、SQAとしてソフトウェアメトリクスの実践活用に従事、海外工場などで統計的品質管理指導も行っている。2013年にQC検定1級取得(合格者の上位5%に入る成績上位者として表彰)。著書に 『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』(2013年日経品質管理文献賞受賞)、『ソフトウェアメトリクス統計分析入門』。社外活動として、日科技連SQiP研究会委員長、同研究会メトリクス演習コース主査、SQiP運営委員、データ分析勉強会(https://sites.google.com/site/kantometrics/ )主催など。
組込みLinux開発における課題と技術スキル 組込みLinux/OSS開発の勘所
現在Linuxは、Androidフォンを始め、車載機器、家電製品、クラウドサーバーなどいたるところで使用されている。IoT普及によりLinuxを始めとするOSSの使用がますます広がっていく。OSSを最大活用するためには、幅広い知識やスキルが必要となる。この講演では組込みLinux開発の最新動向を踏まえて、多くの製品開発プロジェクトが直面する課題や必要となる技術スキルを知識体系として整理し、それぞれ重要なポイントについて解説する。
3週目
11月30日(月)〜
-
12/1(火)
11:00〜
-
12/2(水)
15:30〜
-
12/3(木)
11:30〜
ウインドリバー株式会社
技術営業部
木内 志朗
医療機器メーカーでソフトウエア開発に従事したのち、外資系リアルタイムOSベンダーで開発プロジェクトやコンサルティングに携わる。その後組込みLinuxベンダーで営業技術部を統括し、組込みLinux協会副会長、JASAOSS活用WG 役員、OSS推進フォーラム組み込み部会メンバーを歴任。現在ウインドリバーで車載向けソリューションを担当。
Society5.0時代の社会・産業アーキテクチャをデザインする
AI、IoT、ビッグデータなどの技術の進化により、ビジネスだけでなく、社会・産業も大きく変革の時期を迎えている。サイバーとフィジカルを融合し、つながる社会を実現するSociety5.0時代には、これまでとは異なった仕組みの実現方法論が必要となる。このためには、全体を俯瞰して、多様なステークホルダとの協創をしながら、社会・産業が進化する仕組みも含めてデザインすることが重要である。本講演では、会社の枠に留まらず、社会変革すら可能とする仕組みをデザインするための「Society5.0時代のアーキテクチャ」というアプローチについてその基本的な考え方から事例を交えて紹介する。
3週目
11月30日(月)〜
-
12/1(火)
14:30〜
-
12/2(水)
12:30〜
-
12/3(木)
16:00〜
慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科 教授
白坂 成功
東京大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学)、慶應義塾大学後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「こうのとり」などの開発に参画。技術・社会融合システムのイノベーション創出方法論などの研究に取り組む。2008年より慶應義塾大学大学院SDM研究科非常勤准教授。2010年より同准教授、2017年より同教授。2015年12月〜2019年3月まで内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型小型合成開口レーダ(SAR)衛星を開発。
5Gとローカル5Gの最新動向
2020年に本格的にサービスが開始された第5世代移動通信システム(5GまたはIMT-2020)について、適用される無線通信技術(周波数利用効率向上、高周波数への対応、低遅延化方式等)とシステム技術(ネットワーク仮想化、ネットワークスライシング、モバイルエッジコンピューティング(MEC)等)、提供されるサービス(高速大容量、高信頼低遅延、多数同時接続)、今後の動向等について述べる。5Gの技術をほぼそのまま自営閉域網に適用するローカル5Gについて、その概要、有望なアプリケーション、ローカル5Gへの移行シナリオ等について解説する。さらに、現在までに検討されている次世代の第6世代移動通信システム(6G)の最新動向について述べる。
1週目
11月16日(月)〜
-
11/17(火)
14:30〜
-
11/19(木)
11:30〜
-
11/20(金)
11:00〜
千葉大学
名誉教授
阪田 史郎
1974年早大理工大学院修士卒。1974年NEC(日本電気)入社。以来、同社研究所にてインターネット、マルチメディア通信、モバイル通信の研究に従事。工学博士。1996-2004年同社研究所所長。2004-2014年より千葉大学大学院教授。同大学では、ユビキタスネットワーク、IoT/LPWA、5Gネットワークの研究に従事。2014-2019年同大学グランドフェロー。2019年より同大学名誉教授。IEEE Fellow, 電子情報通信学会フェロ―、情報処理学会フェロ―。情報処理学会では、山下記念研究賞受賞、マルチメディア通信およびモバイルに関する先駆的研究に対し功績賞受賞、1997年より教科書委員会委員長。電子情報通信学会では、ユビキタスネットワークに関する先駆的研究に対し顕彰功労賞受賞。総務省より、災害支援のための無線マルチホップネットワークに関する研究業績に対し総務省関東総合通信局長賞受賞、他受賞。総務省(情報通信審議会等)、経済産業省、内閣府等において、5G、IoT/LPWA等の専門委員を務める。 情報通信ネットワークに関する単著書4、共著書40。http://sakatashiro.com/ で詳しく紹介。
自動運転とサイバーセキュリティの最新動向(2020年版)
自動車業界では、ここ数年自動運転の普及に必要な様々なサイバーセキュリティ対応に取り組んできた。このようなコロナ禍の中でも国連の法規から各国の法規、国際標準などの活動している状況をお知らせし、今後の技術課題の準備に参考にしていただければと思います。
4週目
12月7日(月)〜
-
12/7(月)
14:30〜
-
12/8(火)
14:00〜
-
12/10(木)
11:00〜
一般社団法人日本自動車工業会
エレクトロニクス部会 電子プラットフォーム分科会 分科会長
川名 茂之
2006年よりISO26262機能安全の国際標準化エキスパートを務め、それ以降自工会内でエレクトロニクスの安全関係の分科会長に従事。同時に自動車技術会の情報セキュリティ分科会幹事を兼任し、サイバーセキュリティを担当。自工会の分科会長として、JASIC(自動車基準認証国際化研究センター)の通信セキュリティWGの主査を務め、国内当局の立場でも国連WP29のサイバーセキュリティタスクフォースへ参画中。名古屋大学非常勤講師。トヨタ自動車(株)勤務。